2013年5月23日木曜日

発明塾京都第131回開催報告

第131回は、各自の発明提案書を元に、討議を進めました。

 繰り返しですが、発明法とは「先人の肩に、いかに上手く乗るか」という技術、ということができます。先行技術を正確に把握せずに、効率よくよい発明を出すことは不可能です。

 そして、先行技術の分析においては、純粋な技術内容の正確な把握と共に、「なぜこのような特許が出ているのか」「なぜこの会社が出しているのか」といった、「目的思考」の分析が重要になります。

 今回、とある塾生のアイデアの討議において、この思考法が素晴らしい威力を発揮しました。目的が分かれば、技術の流れがわかります。流れが分かれば、その先手を打つ発明を、どう出すか、具体的な材料が得られます。

 先行技術を把握し、目的思考で分析し、点を線にして、流れで位置づける。

 発明提案書とは、今後こういう技術が出てくるはず、という「ストーリー」なのです。そして、そのストーリーを創造し発掘するための、厳然たる方法論が存在します。

 他の人の議論にも、我が事のようにのめり込み、経験を積み方法論を吸収してください。他人の発明であっても、のめり込んで議論すれば、自分の発明での討議と同じぐらい、得るものがあります(注1)。

 むしろ、他人の議論を他人事として単にメモしているだけでは、何も身に付かない、というべきかもしれません(注2)。

 次回もよろしく。


※ 注1)チクセントミハイ 参照
※ 注2)「経営者になる、経営者を育てる」菅野 参照