15回に渡る「発明講義」も、2012年度の最終講義を終了しました。皆さんお疲れさんでした。今回は、前半はクアルコムに関する映像資料を参考に、解説を加えながら
・「特許とは」
・「不況に陥った米国が、1980年台後半にどのような手を打って、復活してきたか」
大きくこの2点について学んでもらいました。後者の方は、これからの日本がとるべき道、に対するヒントです。
後半は、
・仕事での成長と成功なくして、充実した人生はない。
・組立産業の付加価値の極端な低下(iPhoneの組立コストは、端末価格の1%)
・製造業から金融業へのシフト(トヨタ、ホンダの利益の80%は金融)
について、話しました。一部は、京都大学での講義内容そのものです(注)。付け加えたのは、
・「大学生である君達にが見えているのは、世の中のごく一部。それですべてを判断せず、自分が知らないこと、知らない世界がまだまだあるという前提で、広がりを持った人生を設計してほしい、可能性を制限してしまわないようにして欲しい」
というメッセージです。
最後に、授業アンケートから、感想を抜粋します。
・「自分が知らないことがたくさんある、という一言が一番印象的」
・「最高でした。」
・「新しい、の意味がわかるようになった。もっといいもの、ではなく、今までにないもの。」
・「もっと勉強したいと思った。危機感を持った。」
・「今回の講義はとてもためになった。悩みが深まった。」
それぞれの目標に向かって、精進してください。
では、またどこかで必ずお会いしましょう!
Anyday on the Road !
※ 注) http://edison-univ.blogspot.jp/2012/10/blog-post.html