遅れましたが、2月21日分を、まず書いておきます。
今日取り上げたのは、先行技術を含む参考文献を
「課題-解決」
で整理し、まとめ上げつつ、その先を考える、ということです。
e発明塾では
「課題解決思考(1)」
「課題解決思考(2)」
で取り上げている考え方、手法です。
ツールとしては
「課題-解決ロジックツリー」(*)
を用います。
今日取り上げたのは、先行技術を含む参考文献を
「課題-解決」
で整理し、まとめ上げつつ、その先を考える、ということです。
e発明塾では
「課題解決思考(1)」
「課題解決思考(2)」
で取り上げている考え方、手法です。
ツールとしては
「課題-解決ロジックツリー」(*)
を用います。
「筋のよい答えの見つけ方」(堀切川)は、
「課題-解決ロジックツリー」を用途探索に適用する際の
やや高度な応用についても言及しています。
e発明塾「課題解決思考(1)」受講後に読まれると、理解が深まります。
というか、この本の内容を完璧に理解し実践することを目指しつつ
それを超えるレベルに行くために作成した講座が、
課題の解決には
「ある課題を解決する方法は、複数ある」
「ある課題を解決する方法は、複数ある」
「ある課題を解決しようとすると、別の課題が出てくる」
という構造があるため、それを図で整理すると、
「上下左右」
に広がりが出てきます。
いま取り組んでいる課題の一部を取りあげると、Li電池のセパレータについて
(課題)セパレータの耐熱性が低い ー (解決手段)エポキシ樹脂を使う
という構造があるため、それを図で整理すると、
「上下左右」
に広がりが出てきます。
いま取り組んでいる課題の一部を取りあげると、Li電池のセパレータについて
(課題)セパレータの耐熱性が低い ー (解決手段)エポキシ樹脂を使う
L (解決手段)セラミックコーティングする
L (解決手段)セラミック粒子を混ぜる
のように、先行技術を表現することができました。
このように整理すると、10人中10人が
「いっそのこと、セラミックで作れないの?」
と思うはずです。
実際、僕はそう思いましたし、参加者もそう思いました。
つまり、図として整理しただけで
「次の発想を促す」
ことができるわけです。
重要なのは、この後です。
「誰でも思いつきそうなんだけど、やられていない」
ことの
「理由」
つまり
「なんでやってないのか」
を、考えていきます。
ここで、作業は
「課題を出す」
ことに移っていきます。
「課題-解決で考える」
とは、そういうことです。
図にすると、以下のようになります。
(課題)耐熱性が低い ー (解決手段)セラミック化 ー (課題)???
こうやって、図は、上下左右に広がっていきます。
誰でも考えそうなことが実現できていない理由は、多くの場合
「トレードオフ」(矛盾)
が、その背後にあります。
あちらを立てればこちらが立たず、という状態に陥る、ということです。
そうなっているんだろな、と考えると、課題はいくらでも思いつきます。
「生産性が低いんだろう」
のように、先行技術を表現することができました。
このように整理すると、10人中10人が
「いっそのこと、セラミックで作れないの?」
と思うはずです。
実際、僕はそう思いましたし、参加者もそう思いました。
つまり、図として整理しただけで
「次の発想を促す」
ことができるわけです。
重要なのは、この後です。
「誰でも思いつきそうなんだけど、やられていない」
ことの
「理由」
つまり
「なんでやってないのか」
を、考えていきます。
ここで、作業は
「課題を出す」
ことに移っていきます。
「課題-解決で考える」
とは、そういうことです。
図にすると、以下のようになります。
(課題)耐熱性が低い ー (解決手段)セラミック化 ー (課題)???
こうやって、図は、上下左右に広がっていきます。
誰でも考えそうなことが実現できていない理由は、多くの場合
「トレードオフ」(矛盾)
が、その背後にあります。
あちらを立てればこちらが立たず、という状態に陥る、ということです。
そうなっているんだろな、と考えると、課題はいくらでも思いつきます。
「生産性が低いんだろう」
「材料が高いのかも」
「脆くて壊れやすいんじゃないの」
「多孔質フィルムに、できないのでは」
などです。
などです。
(上記が正しいかどうかは、今は問いません)
この作業は、
「セラミック化」
というアイデアを、詳細な構成要素(解決手段)に落とし込むための作業です。
つまり
「解決手段を考えるために、課題を考えている」
のです。なので、
「こんなにいっぱい課題があるなら、無理そうだな」
とか考えてはいけません。
セパレータを多孔質セラミックフィルム化するために、具体的にどうすればよいか、何が必要か、
「課題を手がかりに」
考えを深めていくのです。
ここで役立つのは、
「類比思考(アナロジー)」
です。
「骨って、多孔質だよね、結構頑丈ですよね、材質なんでしたっけ?」
この作業は、
「セラミック化」
というアイデアを、詳細な構成要素(解決手段)に落とし込むための作業です。
つまり
「解決手段を考えるために、課題を考えている」
のです。なので、
「こんなにいっぱい課題があるなら、無理そうだな」
とか考えてはいけません。
セパレータを多孔質セラミックフィルム化するために、具体的にどうすればよいか、何が必要か、
「課題を手がかりに」
考えを深めていくのです。
ここで役立つのは、
「類比思考(アナロジー)」
です。
「骨って、多孔質だよね、結構頑丈ですよね、材質なんでしたっけ?」
(モノに注目)
とか
「グリーンシート製造法を転用して、セラミックスラリーに発泡体を混ぜてキャリアフィルムに塗布し連続焼成すれば、意外にできるのでは?」
とか
「グリーンシート製造法を転用して、セラミックスラリーに発泡体を混ぜてキャリアフィルムに塗布し連続焼成すれば、意外にできるのでは?」
(プロセスに注目)
のように、異分野に存在する(であろう)、共通点がある技術を探しに行くのです。
思いついたり考えたりすることに頼らず、仮説を適切な検索KWに落とし込み
「検索」
で探しに行くことも可能です。
のように、異分野に存在する(であろう)、共通点がある技術を探しに行くのです。
思いついたり考えたりすることに頼らず、仮説を適切な検索KWに落とし込み
「検索」
で探しに行くことも可能です。
(エッジ情報検索、でいう「仮説検索」の話です)
こういったアイデアも、どんどん、課題-解決ロジックツリーに書き加えていきます。
これをにらみながら、自身は、どの課題にアプローチしていくのか、および、その課題が解決されていない理由がどこにあるのか、考え発明を出していくことになります。
楠浦 拝
こういったアイデアも、どんどん、課題-解決ロジックツリーに書き加えていきます。
これをにらみながら、自身は、どの課題にアプローチしていくのか、および、その課題が解決されていない理由がどこにあるのか、考え発明を出していくことになります。
楠浦 拝
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