余談ですが、@東京のOBOG会も、6月に予定されています。そもそも人数が少なかったので、これまで集まる機会を設けてませんでしたが、就職組が増えつつありますので、今後は定期的に集まりたいですね。
さて、今回は「特許情報解析と進歩性」に関する討議と、「知財戦略」に関する討議を行いました。6月から、再び本格的な発明活動に入る予定ですので、その準備、ということになりますかね。
発明創出において重要なことは、ものすごくシンプルです。
①「それって何がいいの?」
②「それって、先行技術と何が違うの?」
一つ一つ行きましょう。
①「それって何がいいの?」
発明塾用語で行くと、「何の課題を解決しているのか」ということです。「バリュー」と言い換えてもいいかもしれません。発明の価値は、課題で決まります。独自性は、その次なのです。ここ勘違いして、「そのアイデア、確かに聞いたことないけど、それで何がどれだけ良くなるの?」というアイデアを連発してしまうのが、発明塾入塾当初の、大半の学生です。
②「それって、先行技術と何が違うの?」
発明的には、「進歩性」になります。単に同じものが存在しない、だけでは不十分で「ちょっとそれは思いつかないでしょうね、その業界の人は」という、死角的なものである必要があります。知財の正解では、審査官の基準/判例がありますので、ある程度客観的かつ明確に、線引きが出来ます。
この「シンプルな」2つの問いを、自分のアイデアに対して問いかけ、掘り下げていくことで、「ブレークスルー」を生み出すことができます。それが、発明の面白さ、であり、発明塾で日々追及していること、です。答えは自分の中にあるのです。
ほっといても誰かがやりそうなことや、
誰かに言われたことをやっても、
やはり、どこか虚しい。
「自分がいなければ存在しえなかった」
ようなアイデアを、是非追及しましょう。
短い人生ですから。
ではでは。