久々の復帰組も交えて、水処理関連のテーマに取り組みました。
環境問題、を取り扱うテーマの場合に気をつけたいこと。
それは「コスト」です。
別に、単に低コストにしてほしい、と言っているわけではありません。
(もちろん、それはあらゆる場面で必須な考え方ですが)
そのコストを誰が負担するのか、という視点が必要ということです。
「共有地の悲劇」という経済学用語があります。環境問題とは、従来の経済学で言うところの外部経済(不経済)として捨て置かれていた部分の問題です。これを取り込んだのが、「環境経済学」「エネルギー経済学」「資源経済学」といったジャンルです。
・誰もコスト負担できない→できるだけ安い仕組み(エネルギーを使わない、自然エネルギーで賄う)
・誰にコスト負担させるか→何に使うか→誰が使うか・・・
という風にブレークダウンしていけば、難しく有りませんね。
環境系のトピックに取り組んでいる人は、少しこの視点を入れてみてください。
また、環境自体を変える(水や空気)だけではなく、
・利用者を変える(遺伝子組換え、耐性を持たせる)
・利用者と環境の接点を変える(何かと一緒に摂取すると無害になる、など)
のように、「何を変えるのか」という視点もあります。このへんは、発想法ですね。
柔軟にいきましょう。
では、次回も宜しく。