10月11日に、無事、京都大学での講義を終えました。
せっかく京都へ訪問しましたので、短い時間でしたが、交流会も行いました。
参加してくれた学生の方、OBOGの方、ありがとうございました。
講義の内容、終了後にいただいた質問に対する回答、および、補足を簡単に記載させていただきます。
● 講義内容
基本的な構成は昨年と同じで、最先端技術の動向を、特許情報と投資情報の、いわゆる
「エッジ情報」
をもとに、知っていただく形にしました。
これは、「ものつくり」の最新動向を知って欲しいという、目的に沿ったものです。
また、講義の大きな目的の一つに、学生の方が
「キャリア」
のヒントを得ていただくことがありますので、僕のキャリアの振り返りと
「自身のキャリアを考えていただく上での、僕からのメッセージ」
を入れました。
(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
Amazonのプログラムを利用して画像を引用することにしました。
様々なものを参考にした
「試行錯誤」を通じ、
「自分なりの真理」を
掴んでほしいと思います。
● 質疑応答と補足
いただいた質問と、それに対する僕からの回答の一部を、以下に記載しておきます。
「よい本の選び方、というものがあれば、教えてください」
講義中、参考書籍を多数紹介しているので、ご質問をいただいたのだと思います。
僕は、参考書で独学しながら実践し、スキルを身につけていくということを繰り返し、いろいろな分野に取り組んできたので、結果として多数の本を読む羽目になりました。
その経験にもとづいた回答で、効率的ではないかもしれません、あくまでも僕の方法です、と前置きした上で、以下のように回答しました。
・ まず、その分野の本を3冊(ぐらい)読みます
・ 3冊それぞれについて、「なるほど」と思った部分について、「引用文献」がないか確認します
・ 引用文献があれば、それを読みます
・ 引用文献を読む中で、「なるほど」と思った部分があれば…(以降繰り返し)
大切なことは、いろいろな本を読んでみて、
「なるほど」
と思う部分に注目することと、
「なぜその人が、そう考えたのかの根拠を確認しに行くこと」
ですよ、と付け加えました。
僕は、引用文献をどんどん遡って読む癖があるようです。
「なんでなんやろ」
と、気になって止められないことが、よくあります。
「自分に合ったキャリアパスを、どう決めたらよいか、何かアドバイスがありますか」
僕も、キャリアについて悩みが尽きなかったので、彼の気持ちはよくわかります。
詳しく話を聞くと、
「友人に、将来のキャリアに向けて、いろいろなことにチャレンジしている人がいる」
とのこと。
「彼のように、いろいろアグレッシブに取り組んだ方がいいのでしょうか」
という戸惑いというか、悩みがあったようです。
僕の個人的な経験にもとづく意見ですが、
「まず、いろいろ試してみて、自分に合うキャリアのイメージを掴む」
ことが、よいのではないでしょうか、とアドバイスしました。
人それぞれ、得手不得手もありますので
「自分に合った、仕事のスタイル」
を、早く見つけることが大切ではないかな、と多くの塾生さんを見て感じます。
発明塾/投資部の報告がおろそかになってしまいました点、ご容赦ください。
(コツコツと、続けています)
楠浦 拝
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