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2018年6月18日月曜日

「縁」は異なもの(What a Difference Day Made)/特許情報活用/GEとエジソン~発明塾第436回/発明塾第437回(投資部第43回)他

14日発明の部、17日投資部、それぞれお疲れ様でした。

現在、発明の部は 20:00開始 にしています。

それにより、若干、討議時間は短くなりますが・・・、中長期的にはそれを上回るメリットがあるだろう、と判断しています。

長時間残業のご時世でもないでしょうし、副業OKという会社も増えているので、OBOGの中でも、相変わらず発明・設計・知財などに興味がある人は、参加できるようにと考えてのことです。


個人的には、発明塾において、OBOGのネットワークが最も需要だと考えています。これは、委細は割愛しますが、「甲斐塾」での経験からくるものです。

甲斐塾での「縁」がなければ、おそらく、発明塾は存在しないと思います。

前職でナノテク Start-Up の CTO をやることになったのは、甲斐塾での縁によるものだからです。そこで、

「特許情報をフル活用し、事業開発、市場開発と資金調達を行った」

からこそ、その後のいろいろな

「縁」

も生まれました。
(その前の、コマツでの新規事業開発も、甲斐塾の縁でした)


タイトルの

「縁は異なもの」(What a Difference Day Made)

は、なんちゃってギタリストの僕ですら、何度か演奏したことがあるぐらいのJazzの超有名曲のタイトルです。

男女の出会いを歌った曲なので、それに限定してよくつかわれる句ですが、ここでは、男女に限らず

「一つの出会いが、その後の人生を大きく変える」

という意味で使っています。


4月21日に開催した「個人投資家向け」知財情報活用セミナーの
ダイジェスト動画を作成いただきました。
これも、「ご縁」の連続で実現したもので、僕にとって宝物です。
山本さん、村上さん、楠浦、の順で講演しています。
楠浦の講演部分だけを見たい方は、こちら
(できれば、最初から見て欲しい!)
動画購入希望の方は、こちら


発明塾での討議では、よく

「ちょうどそれに興味があったんですよ」

とか

「ちょうどその件で今調べてまして」

ということがよくあります。


今回の討議でも、本日のメルマガで取りあげた

「GEヘルスケア・ライフサイエンス」

の話が、ちょうど出てきました。

ちょっとびっくりしました。

メルマガで取りあげましたが、GEはヘルスケア事業の一部を売却し、再び事業再編に着手します。今後の動向を注視したいと思います。

GEが今後注力する

「細胞培養」

に関する技術は、今後、一大産業になると、僕は考えています。
(僕も14年ほど前に、取り組んでいました)

日本の製造業の技術が生かせる、非常におもしろい分野であり、かつ、僕も土地勘がある分野なので、あれこれ調べて楽しんでいます。


16年ほど前、初めて転職した時は

「再生可能エネルギーが、エネルギー産業の台風の目になる」

と考えました。
(ちょうどGEが、大型風力発電装置を手掛けていますね)

エジソン好きだから、というわけではありませんが

「エジソンが創り、100年以上の歴史を持つ」

企業であるGEの注力分野である

「航空機」
「細胞培養」
「風力発電」

について、今後もコツコツ調べていきたいと思っています。


「エジソン好き」
「GEウォッチャー」
「細胞培養関連の新事業に興味がある方」
「風力発電マニア」
「産業IoTに興味がある方」

は、ぜひ意見交換をさせてください。


エジソンの「発明ノート」や「特許」を肴に、酒でも飲みましょう(笑

エジソンについては、このメール講義でも取り上げています。


それでは、次回もよろしく。



楠浦 拝




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2018年6月6日水曜日

答えは一つではない/アホになれるやつは強い/学び合いの大切さ~発明塾第434回/発明塾第435回(投資部第42回)他

2回分まとめてで、失礼します。

特許法30条改正があり、先週はその対応などを精査していました。
不明点を特許庁に問い合わせるなどする必要がありますし、教材改訂は、意外に時間がかかりますね。


さて、発明の部は、主に


「実現可能性」


の部分を中心に討議を行いました。皆さん忘れがちなようですが、発明の大半は


「証明」


に費やされます。証明の論点は、主に以下の二つです。


「ほかの人は、まだ誰も思いついていないけれど、私は思いついた」
「現在の技術を総動員すれば、実現(課題の解決)が可能である」


僕が


「発明は証明問題だ」


と考える背景には、高校時代の経験があるかもしれません。



以前も紹介しましたが、僕は高校時代、甲斐塾という学習塾にお世話になっていました。


「通っていた」とか、「学んでいた」とかではなく


「お世話になっていた」


という感じです。その後、1年の浪人生活を経て、大学でも4年間お世話になっていました。おかげで、多くの素晴らしい先輩・後輩・同級生・同僚・教え子さんに恵まれました。




「静かなる」というのがよいですね。




● 数学の面白さは「別解」にある~答えは一つではない、独創性が問われる

数学の話に戻りましょう。普通の塾が何をどう教えているか知らないのですが、僕が知る限り、数学を学ぶというのは


「まだ、解かれていない問題を解く」(これは、僕のような数学オンチにはハードルが高い)
「まだ、解かれていない方法で解く」(これは、僕でも可能だった)

ところに、一つの面白さがあるような気がしています。



甲斐塾では、誰かが一つの回答(正解の一つ)を示すことで終わりにせず、


「それ以外の解き方」(別解)


を、前に出て説明するように促されます。




僕は、数学の成績は最後まで変わり映えせず、完全に落ちこぼれていましたが、面白いか面白くないかと問われたら、今でも

「数学は面白い」


と答えます。好きか嫌いかと言われたら、好きな学問(教科)です。


「解の多様性を追求する」


ことの楽しさを、高校数学で教わったことは、大変貴重な体験だったと感じています。




また、

「誰か(先生)が、唯一の正解を示す」


ではなく、周り(生徒)から、


「これはどうだ」
「こういうのもありなんちゃう」

と、答えが続々出てくるのは、自分はあんまり貢献できなくても、非常にワクワクする、楽しい経験でした。
(発明塾も、同じような雰囲気になるよう、心がけています。)



僕は高校からでしたが、多くの友人は、中学1年生から通っており、大変うらやましかったです。60年の歴史は素晴らしいもので、卒業生が子供を通わせるという例があるそうです。



● 塾長の思い出~幸せとは「足るを知る」こと


僕のように、たった3年教わっただけでも、語りつくせない思い出がある、個性的な塾です。先日亡くなられましたが、創設者の甲斐さんの思い出を一つだけ紹介させてください。

僕の記憶では、僕が入塾した時は数学だけを教えておられましたが、飽き足らない方なのでしょう、気が付けば、国語(古文・漢文も)、社会(歴史・地理)、英語となんでも教材を作って教えておられました。

(教材を作っておられる後ろ姿が、塾のロビーから、常に見えていました)

僕は、大学在学中は英語講師を担当していました。大学生からすると、塾長は完全に雲の上の存在なので、雑談はするものの、教材について何か話をすることはなかったわけですが、一度だけ、英語の教材について、アドバイスを求められたことがあります。



中学生向け英語教材の草稿だと思われますが、手書きの原稿の中に


「Happiness is contentment」


という句が書かれていました。(記憶違いの可能性もありますが)


「知足」


を英語に訳すと、どうなるか、お前の意見はどうだ、たぶんそういう話でした。


僕の記憶に間違いがなければ、バートランド・ラッセルの話だったんじゃないかと思います。


その教材には、ただ英語を覚えるのではなく、英語を通じて何かを学んでほしい、という気持ちが溢れ出ていました。
(僕も、そういう教材をつくるようにしていました)


どう答えたかはっきり覚えてませんが、意味は通じるし、シンプルで力強くてよいけれど、英語らしいかどうか気になるから、


「足るを知ることが、幸せにつながる」


と捉え直して


「Contentment leads to happiness」
「Contentment is the key to happiness」

とかの方が、しっくりくる気がしますと、答えた気がします。いつものように


「そうか」(ダミ声)


という返事が返ってきたことは、覚えています。



今から考えると、たぶん試されてたんだろうなという感じです。


「おまえ、知足ってわかっとんのか」


ということだったのではないか、と。


が、当時は、甲斐さんに質問されたということで、素直に喜んでいた気がします。



「知足」


という言葉、数学の授業でも、よく出てきました。


どういう文脈か覚えてませんが、雑談になると、いろんな話が出てきて非常に楽しく、数学落ちこぼれの僕は、むしろ、それを聞きに行っていた感があります。


発明塾でも、弊社内の打ち合わせでも、僕は


「雑談」


を重視していますが、それは、甲斐塾の影響かもしれません。




● 講師の方々の思い出~「アホ」になれる奴は強い


TOPが個性的だと、やはり面白い方が集まるようで、高校3年間でお世話になった講師の方々にも、大きな影響を受けました。


いろいろ貴重な言葉をいただいたのですが、結構なインパクトがあった言葉の一つは


「アホになれる奴は強い」


です。これも、記憶が曖昧で、たぶん複数の方から同じことを言われた気がしますが、よく覚えているのは、化学を教えていただいた講師の方から、大学に入ってから、雑談の時にふと言われたことです。



「アホ」




「なれる」


人は、強いと思います。




投資部の話ができませんでしたが、続きはまた。




楠浦 拝




2018年5月25日金曜日

手ごわい特許/強い特許から意図を読み解く~特許網突破セミナー報告/「特許情報を活用した投資の会」報告/発明塾第433回(投資部第41回)他

今週は慌ただしい週でした。

5月20日「特許情報を活用した投資の会/発明塾投資部」
5月24日「3Mの特許網を読み解き突破するセミナー」

とイベントが続きました。発明の部は、残念ながらお休みにさせてもらいました。


それぞれ、備忘録程度に振り返っておきます。




● 「特許情報を活用した投資の会」ご参加ありがとうございました


当日ドタ参のOBもあり、結果として白熱した討議ができました。5名の投資家・アナリストの方を交えての初の試みでした。


事前準備も、可能な範囲で行っていただいておりましたが、まだまだ時間は足りませんでした、ごめんなさい。一部、読みが甘かった部分もあり、やはりヒアリングは重要だなと改めて感じました。投資家の方のヒアリング法が、大変参考になりました。日々勉強です。非常に楽しいです。



この論文についてのセミナーの時もいつも言っていますが、


「特許情報から得た仮説」


をもとに、


「発明者にヒアリングする」


ことが大事だ、というところから、私の特許情報分析についての経験は始まっています。ヒアリングを重ねることで、仮説立案の精度は上がりますし、もちろん、仮説が修正されることもよくあります。なにより、


「仮説に沿った、その先の話」


が出てくることもありますし、


「発明者との信頼関係」


から、思わぬチャンスが出てくることもあります。



投資家の方は、まずは、IRにヒアリングするしかないと思いますが、それでも


「発明者に注目する」


という視点は、忘れないで欲しいなと思います。


「技術を生み出すのは、技術者であって、会社ではない」


というのが、僕の持論です。また、


「技術者が生み出した技術を、”資産化”する」


ために、特許は利用されます。この


「巧拙」


も重要で、技術がよい資産になるか否か、変わってきます。



まだ読んでます。僕は読書スピードは極めて遅い方です。
いろいろな本を同時並行で読むので、1年以上読んでいる本も
ざらにあります。早く読むと早く忘れてしまう気がしてます。



● 「手ごわい特許の作り方」「強い特許/特許網の作り方」を3Mに学ぶ

まずは御礼、ご参加、並びに、ご案内などにご協力を賜りました皆様、大変ありがとうございました。無事開催し、終了することができました。参加者お一人お一人と対話することを、常に心掛けているため、弊社のセミナーはたいてい6-10名です。今回は9名の方に参加いただきました。


事前質問、および、事後質問もいくつかいただきました。ご質問内容自体、大変参考になりました。



今回取り上げた特許は、3Mが、ある製品について


「数百件」


取得している特許の中で、特に中核になる


「たった3つの特許」


でした。しかし、お読みいただいた皆様はお分かりの通り


「3件でも、突破することは難しい」


ぐらいの


「手ごわい特許/特許網」


です。



とにかく


「よく作りこまれている」


の一言に尽きます。


詳細ご報告は、こちらに記載しました。


知財関係者でも


「読みたくない特許」


だそうです。3Mの目的は


「この時点で、十分達成されていいる」


と言えますね。さすが3Mです。



本当は、投資家の方にも、こういうことを知って欲しいなと思ってます。


まだまだ読むのも大変、という方も多いようですので、それは先になりそうですが、やはり特許は


「出してればいいというものではない」


面がありますから、


「この会社実力あるな」


というのを、特許から見抜けると、安心材料になるかなと思います。



もちろん、お仕事で特許関連のことに携わる方は、


「一石二鳥、三鳥」


ですから、しっかり学んでいただきたいと思っております。




楠浦 拝




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2018年5月19日土曜日

ログをつけ「偶然を必然」にする/目線が下がっているOBOGへ~第432回報告と近況報告


発明討議お疲れ様でした。

日曜日は投資部、兼、特許情報を活用した投資の会(仮称)第一回です。

ということで短めに。






x

過程を振り返ることでしか、「熟達」(Mastery)には至れないと思ってます

今週の発明討議では、発明作業が大きく進みました。

✔ 「課題」についての理解がすすんだ(原理レベルで理解する=科学する)
応用可能と考えられる異分野の技術について、エッジ情報が見つかった

この二つに尽きると思います。

発明は、多くの場合

「こうやったら、今の課題は解決できるはず」

という仮説/検証と

「そのために必要な技術は、たぶん、こういうところにあるはず」

という仮説/検証の繰り返しで進歩します。

毎回言っていますが、この繰り返しについて

「ログ」

を振り返り、自身の目と頭で

「討議の細部をレビューする」

ことが大切です。

「なぜ、この情報が見つかったのか」

をたどることで、自身の手で

「よい情報」

を見つけられるようになります。

これを怠ると、毎回、なんとなくいい情報は見つかるけど、自身がどうしたらよいかわからない、という状態が続きます。

「神は細部に宿る」

これが本質です。

「意思決定の細部」

を振り返り、それを明確にして、再度自身のものにしていく。

これの繰り返しでしか、発明は上達しないと僕は思っています。

僕は、原則として毎回、発明討議メモを作っています。
(たいてい、木曜日夜、つまり討議終了後と、土曜日が、その時間です)

大学時代に、こういう本読んでおくべきだったなと痛感しています。
当時作っていた教材も、全く違ったものになっていた可能性がありますし。
当時の教え子さんには、ほんと申し訳なかったなと思いつつ、また、
良い機会をいただいたことに感謝しつつ、
よりよい教材が作れるよう、日々精進しています。

 同期の「経営者志望」の友人と話して思ったこと

どこかで整理したいと思いますが、話したことや、話して改めて思ったことを書いておきます。雑記帳みたいなものですので、OBOG以外の方にはお読みいただく必要はないとおもいます。

以下、OBOGなら読むかも、程度の感じで、雑に書きます。

起業を考える前に四季報読破するとよいと思う

起業業界(?)界隈の人にはDisられそうですが、個人投資家の方と話していると、まだまだ勉強不足だなと痛感します。何を持ってボトムアップというか(インタビューまでやってはじめてボトムアップ?)解釈はまちまちだと思いますが、四季報とダウ30S&P500Nasdaq100ぐらいはレビューしてから、どんなことやろうか考えても、全然遅くないと思います。

昨日あった同期の友人は、流行り(?)のテクノロジーとかそういう話ではなく、カフェとかそういうローカル(?)な事業でもいいので、起業する人を応援したいなどという話を、以前していました。

僕も、各自が幸せに暮らせる機会を、きちんと見つけられればそれでいいと思うので、投資部で討議する内容は、テクノロジーに限らないことにしています。

その友人は、いまは海外現地法人の副社長で、経営再建にあたっているとのこと。営業のテコ入れが急務だそうで、CRMの話になりました。僕も、この会社のテコ入れの最初の一手はCRMの仕組みづくり(Googleをベースに構築)だったので、その辺の話を色々しました。いまだったら、セールスフォース(CRM)入れるかもしれませんが・・・。

彼は、次のステップもいろいろ考えているようで、その時は、まず四季報読んだらという話をしておきました。地味な業界の企業ほど、面白い仕事ができるからという話で、一致しました。いくつか参考図書を紹介しておきました。

僕が紹介している投資関係の本も熱心に読んでいるらしく、経営の参考になるといってた気がします。
(久しぶりに飲んだので、酔っぱらってて、明確ではないですが)

自分が関心がある業界を深堀することと、次の機会を見出すこと

これは、リンクスリサーチ山本さんのコメントと、あと、先週紹介したBコミさんの本を読んで、改めて感じたことです。

僕が今、ヘルスケアや医療系の企業を調べているのは、大学時代に

「機械工学は、自動車とともに発展してきた」
「それはいつまで続くのか」

という「問い」を持ったところから始まります。結果として僕はその後、風量発電、ナノテク、細胞培養、発明と知財のような、機械工学の知識はものすごく活きるけど、全然これまでに存在しなかった分野で生きていくことになりました。

そのきっかけを作っていただいたのは、当時

「生体医療工学」

という講座を担当しておられた先生(名前を失念しました)と、流体力学の赤松教授、そして、出身研究室の井上教授です。

生体医療工学は、トライボロジー(潤滑工学)と弾性力学の塊です。のちに、人工関節について調べることになった際、大学の時に教えてもらったことが、すでに十分実現していることを知り、驚きました。

赤松教授の件は、ここで書きました。自動車関連の研究していれば十分食える時代に、羊(かヤギ)の人工心臓の研究をされていた、今から考えると先見の明がある先生です。当時の僕には、全く理解不可能でしたが、いま、カテーテルやら弁置換やら、ニューロモデュレーションやらを調べていると、なんであの時、機械工学の医療用途で、もっと突っ込んでいろいろ調べたりしなかったのか、と思うぐらい、機械系の学生がやるべきことが詰まってます。

ロボット手術なんか、最たる例です。大学時代には、おとぎ話にしか思えなかったような分野に、巨大企業(ISRG)が出現し、まだまだ急成長しています。

ここから10年、医療と電気機械、医療とITの融合領域に、まだまだ巨大な事業機会がでてくるでしょう。僕が風力発電に関わってた頃も、風力発電なんか伸びるわけないじゃん、頭おかしくなったんじゃないの、と周りの人に何度も言われました。

ナノテクも同じです、「ナノテクって、何のテク」とか、駄洒落でしょうね、きっと(笑。
面白かったのは、風力発電に可能性を見出していた人も、ナノテクなんて胡散臭い、と思っていたことです。自分の目の前にあることと、ないことを、同列に、平等に評価できる人はいないんだなと、つくづく思います。それは、皆さんにとってはチャンスです。

「他人のバイアスは、自身のチャンス」

だからです。

僕は、完全に偶然ですが、そういう、

「まさに今から伸びる分野」

を、いくつか渡り歩くことができたという点で、非常に幸運だったと思ってます。これ自体、

「雑食性の機械屋」

だから為せたこと、なのかもしれません。

井上教授は、京都大学にエネルギー科学研究科を作られた先生のお一人です。これまた僕は当初理解できませんでしたが、反抗するほどでもなかったので、そのまま研究室に在籍し、チタン合金の研究を地道に続け、そつなく卒業しました。

エネルギー科学研究科の授業は、どれもとんでもなくおもしろかった、ということだけお伝えしておきます。世の中、まだまだチャンスだらけだなと、思いましたし。
(就職は4回生の時に決まっていましたので、念願のオートバイ開発にそのまま進みました)

大学で授業するなら、そういう授業やりたいよね、と、僕はいつも思ってます。

その一部が、機械系での毎年の授業「ものつくり講義」であり、発明塾/投資部です。
機械系で経営について講義するなら、僕なら投資の話をすると思います。
(四季報読め、とか言うかもしれません)

投資部で討議している人は気づいていると思いますが、僕が持ち込む企業は

「医療・ヘルスケア」
BtoBのサービス」
IT、特にクラウド系」
「(広い意味で)人材・教育」

に限られています。仕事柄、お客さんの競合企業なども、最小限の情報(ニュースと短信/決算説明会資料)は見ているので、それ以外についても議論はしますが、僕が今見なければならないところは、上記の4分野かなと思ってます。
(あと、企業としてAMAZONがとても気になるので、Eコマースは調べたいと思っています)

今の事業にも関係あるし、個人的にも関心ある、そういう分野です。

その4つを軸に調べていくと、保険だとか食品だとか、ブロックチェーンだとかいろいろ出てきます。結局、何でもかんでも見る羽目になります。それは、できるだけ皆さんに任せます。

OBOGも、日々の仕事に追われ、目線も下がっているかもしれません。

115分は、でかいことを考えろ」

そういわれたのも、もう15年ほど前です。

投資部で、様々な投資家の方や、スーパーアナリストの方から大いに刺激を受けてください。
機会は提供します。

活かすかどうかは、あなた次第です。

以上、雑記帳でした!

楠浦 拝

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