楠浦は参加しておりませんので、討議記録(討議ログ)を見て気づいたことを、コメントしておきます。
● 結局、「特許検索」の力が、「発明」の肝になる ~ 「発想法」よりも・・・
いつも言っていますが、過去、楠浦が毎週指導していて
「おおよそ、6カ月」
で、発明が
「分野を問わず、スムーズに」
できるようになります。
「分野を問わない」
ことは、非常に重要で、発明塾で最も重視している指標の一つです。
「発明が出せない分野がある」
ということは
「知識に頼っている」
ということになる、と僕は考えているからです。
実際、僕の発明は
「内燃機関、風力発電、半導体、光学樹脂、光学フィルム、細胞培養、ロボット、Liイオン電池、太陽電池、土壌浄化、水質検査、医療データプラットフォーム、教育IT・・・」
など、多岐にわたりますが、どれ一つとして専門家ではありません。
(内燃機関については、一応、専門家だとしてもよいかもしれませんが・・・)
● 「6か月」が、上達の一つの目安
ちなみに、
「6か月」
は、以下でも触れていますが、学生さんにとって
「迷いながら」
も、自身の方法を確立する上で、必要十分な時間/期間だと考えています。
目の前の「1つ1つ」に集中する/逆境をアドバンテージに変える~発明塾第363回(投資部第14回)/第364回
高校生だと、もう少し長くなる印象があり、また、社会人では、2週に一度になることもあり、事前準備含め、4-5カ月程度が現状です。これ以上の時間/期間は、
「まじめにやってもらえれば」
不要です。
当日のログを見る限り
「検索式の作り方」
に対する、基本的な理解が足りていなかったようです。
教えていないと言えば教えていませんが、ブール演算を知っていれば、自力でたどり着ける範囲だと考えています。
「奇跡の教室」(映画)を見まして、
「シモーヌ・ヴェイユ」の回顧録を読みたいなと、購入しました。
(まだ読んでません)
● 「特許検索」の基礎知識は、理系大学生(たぶん高校生にも)に必須
特許検索に特有の問題も、初学者には、無視できないかもしれません。これまで、特許検索に関しては、e発明塾の特許情報分析の講座である
「開発テーマ企画・立案における特許情報分析の活用」
だけを利用してもらっていましたが、今後、
「特許情報の検索と活用(初級)」
も、人によっては利用してもらう必要があるのかもしれません。
この程度のことは、今後、理系の学生は
「大学」
でみっちり習うことになるでしょうから、当面は、ということになるかもしれません。
これからの世の中で、
「特許を調べられない理系学生」
というのが、ちょっとイメージできません。自身の卒業研究、何を参考にしてどうやって進めるの?という感じです。論文は、特許の
「一桁下」
の数しか出ていませんから、科学技術情報として、論文しか調べないのでは、非常に限定的な情報しか得られない、ということになります。
(論文は、ともて大事ですけど・・・)
あまり脱線してもいけませんので、今日はこれぐらいで。
楠浦 拝
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