「発明塾®」へようこそ!: 他メンバーの発明を「手伝う」のが、実は、一番の肝~発明創造に「熟達」するには(発明塾第487回/488回)

2019年6月15日土曜日

他メンバーの発明を「手伝う」のが、実は、一番の肝~発明創造に「熟達」するには(発明塾第487回/488回)

6日、13日の報告です。

珍しく講義的な部分を入れました。


実は、2回とも同じことを言ってました。

以下の続きでもあります。

「なんとなく」から「連戦連勝」へ ~ 発明を日々振り返り「自分なりの」うまくいく発明法を早く見つける


それは

「他の人の発明を手伝いながら、自分マニュアルを見直し、自身の発明を進める」

ことが、発明塾において

「最も大事だ」

ということです。


説明の必要はないと、僕はいつも考えているのですが、念の為説明しておくと

「すべてを、自分で経験しようと思うと、時間が足りなくなる」

からです。

・自分でエッジ情報を探す
・それについて、自分で、イケてるアイデアを出す
・それを、自分で、発明提案書に仕上げる

大きく分けても、上記3つの段階がありますし、それぞれについても

「無限の作業ステップ」

がありえます。もちろん、うまくいく場合には

「ショートカット」

して進みますので、見えないステップもあります。


「iPod特許侵害訴訟 アップルから3.3億円を勝ち取った個人発明家」(新井)
ちょっと仰々しいタイトルですし、企業知財部の方はあまり推奨したくない本
だと思いますので、あえて推奨します。
特許制度の理解と活用という点では、進歩性などの
基本の「キ」から、拒絶理由への対応、分割出願の利用など
応用的なところまで、実例でコンパクトに紹介しています。
特許制度の基本知識がないと難しいでしょうが、基本を
学んだ方にはおすすめです。特許情報を読み込んで発明を出す、
というスタイルにも言及があります、ここは僕と結構似ています。
こういう人が、他にもいるんだなという気付きがありました。
1時間ぐらいで読めましたが、★4つぐらいの良書かと。
塾生さんは必読です。


皆さんそれなりの頭脳をお持ちですから、もう、わかりますよね。

すべてを、自分で発明を生み出しながら体験することは

「不可能に近い」

のです。かといって

「本を読んで、身につく」

ものではありません。


直近のメルマガで書いたように、多くの本に書かれていることは

「実際に、現場にいた人間しかわからない、ドロドロした情報が失われた」

ものだからです。

その場で、

「一緒に悪戦苦闘」

しつつ、自身のマニュアルを仕上げていくことでしか

「短期間」

で、発明創造に熟達することは、できないと僕は考えています。


僕がなぜ、

「どんなテーマでも、発明が出せますよ」

と言えるかというと、塾生さんと一緒に、毎週発明しているからです。

最近では、企業内発明塾の方々とも、毎週のように真剣に発明討議を行っています。

そうなると、見たこともないような

「つまづき方」

を目の当たりにすることも、あります。
(自分では、なかなか体験しないようなこと)

それが、僕の発明法を、ますます強固なものに仕上げていってくれます。


皆さんも、同じことをするしか無いと思います。

恵まれているのは、僕がいますので

「闇雲な努力」
「完全な手探り」

は、避けられるということです。

僕自身、あるいは、発明塾の初期メンバーは、まさに

「闇雲、手探り」

に近かったわけですから、大きなアドバンテージです。

「下駄」

を、はいているのです。その分、早く熟達できるはずですね。


がんばりましょう。


楠浦 拝


=======
✔ 「発明塾講義」配信希望の方は、こちらをご覧下さい。
(楠浦からのレターが、無料で週に1‐3回届く、とお考え下さい)

✔ 入塾・見学希望の方は、こちらを御覧ください。
✔ 運営元 TechnoProducer株式会社 へのお問い合わせは、こちらへお願いいたします。