仕事が立て込んでいたため、種々報告が遅くなりました。
まず、発明塾(学生版)、まとめて2つ報告します。
第454回(9月20日)、第455回(9月27日)の発明塾は、引き続き、これまでにないお菓子についての発明を討議しました。
気づきをいくつか。
● 「難しそう」で思考停止しない
あるアイデアについて、
「実現が難しそうだな」
と思ったら、そこからが本当の
「発明」
が始まるということです。
「難しそうですよねー」
で思考停止しないでね、ということです。
僕の場合は
「自分が難しそうと思っているだけで、世の中の人には簡単な問題なんじゃないか」
と思うことにしています。実際、そうであることが多いからです。
「難しそうやなー」
と思っても、調べると、すぐに解決策が見つかる、ということの繰り返しだったからです。
要するに
「僕が頭が悪いだけ」
なのです。
世の中には、素晴らしい技術を開発している人が、山のようにいます。
「誰かが、この問題を(単体としては)既に解いているはず」
と思って、99%間違いないです。
「単体として」
というのは、今取り組んでいる分野、文脈、アイデア、発明の中で、ではないが、別の分野・・・で解かれている、という意味です。
自分にとっては難しいが、ある人にとっては簡単なはず、そう思えるかどうかで、解決策が見つかるかどうかは決まります。自信過剰に陥って、
「僕が難しいと思うものは、まだ誰も解いていない、人類にとって難しい問題だ」
などと思い込まないことです。
謙虚さ、は、あなたに力をくれます。難しいと諦めるのではなく、
「この程度のこと、誰か解決してくれてるはず」
そう思い、その人を探しましょう。
おすすめの本でした。読み始めました。
● 「遠隔文字参加」も悪くない
何が悪くないか、また別途、直接話したいと思いますが、備忘録として書いておきます。
1つは
「皆さんが思考停止にならない」
ことです。僕があまりにやり慣れているので、
「発明の手順」
について、ほとんど説明無しで発明塾の討議を行うことが多くなりました。
設立当初は、僕も手探りの部分が有ったので、都度進め方を確認しながら進めていましたが、今は、完全に無意識のうちに進めています。
無意識で進めていることにすら、気づいていません。
途中で手順などを説明し始めると、僕の思考が途切れ、アイデアが止まってしまうという弊害もあるからです。
少し前までは、それを補うため
「終わってから、振り返る」
ことにしていました。
たまには、やってもいいかもしれません。
僕がいなくてもできるので、皆さんで振り返ると良いでしょう、そのためのログであり、録音です。
たまに僕が
「この後どうするんがいいんだっけ」
と、かなりわざとらしく質問することがありますが、わざとらしいやり取りは無駄だと僕は考えているので、
「皆さんが考えないと進まない環境」
でやればいいのだ、と思ってます。
それが遠隔です。
ちなみに、ここ数回はたまたま外出が重なっているだけで、意図したものではありません。
「ケガの功名」
とは、こういうことを指すのでしょうか。
(ちょっと違うか)
(ちょっと違うか)
● 「本を紹介し合い、感想を共有する」という文化を復活させましょう
紹介されたからと言って、無理やり読む必要はありませんし、紋切り型の感想文は不要です。
しかし、過去塾生の一部は、互いに本をよく紹介し合い、また、読書メモを共有回覧していました。
読書メモを作成する過程で、書かれている内容が記憶に定着し、理解も進みます。
僕も、今でも、これはいいなと思った本は、社内にメモを残しています。
(メールを含め、僕が作成している各種のドキュメントは、原則として、全メンバーがリアルタイムで閲覧できる仕組みになっています)
では、次回もよろしく。
次回も多分、遠隔文字参加です。
楠浦 拝
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