「発明塾®」へようこそ!: 【副作用の少ない治療を実現するナノDDS(ドラッグデリバリー)技術の”エッジ特許”】「e発明塾通信」バックナンバーより(7)

2016年2月13日土曜日

【副作用の少ない治療を実現するナノDDS(ドラッグデリバリー)技術の”エッジ特許”】「e発明塾通信」バックナンバーより(7)

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公開分は「バックナンバー」で、ご覧いただけます。


なお、メール講義「e発明塾通信」は毎週発行で、そこで取り上げたエッジ特許をすべて掲載すると膨大な数になりますので、「バックナンバー」では、そのごく一部の紹介にとどめさせて頂きます。
(過去配信分についてのお問い合わせは、ご容赦ください。定期的に「振り返り」にて、過去分も掲載します。)

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今回は、
副作用の少ない治療を実現する
「ナノDDS(ドラッグデリバリー)技術」

のエッジ特許を取り上げました。


「熱い分野」

ということもあり、

「非常に多くの反響」

を頂きました。


記事転送の問い合わせも多かったです。
(転送フリーですが)

よく「味わって」ください。

では。





=以下、メール講義より抜粋

■■■ 副作用の少ない治療を実現する「ナノDDS(ドラッグデリバリー)技術」をエッジ特許で ■■■


今回も、「nano tech 2016(ナノテク展)」にちなみ、ナノテク分野のHot Topic を取りあげます。
実用化が近いといわれる、「ナノDDS(ドラッグデリバリー)技術」を、見てみましょう。


(ナノDDS技術:東京大学 資料 より)


取り上げる特許は、以下です。


「脂質膜による微粒子の被覆方法」(登録公報です)

さて、一体どのような発明なのでしょうか?


ヒントは【0024】にあります。


「本発明の方法で用いられる極性有機溶媒含有水溶液中の極性有機溶媒の割合は、
微粒子が溶解せずに存在し、微粒子を被覆する脂質膜を構成する成分が溶解するという
条件さえ満たしていれば特に限定するものではなく、・・・」


極性溶媒を用い、微粒子を脂質二重膜で被覆する方法、についての発明です。

【請求項2】から判断すると、


「該極性有機溶媒含有水溶液中の極性有機溶媒の割合を減少させる」


ことが、特徴の1つのようです。具体的な手法がいくつか挙げられています。


「溶媒の性質を徐々に変化させ、粒子の周りに膜を形成する」

実にシンプルで、スマートな方法だなと感じました。





今後も、発明塾独自の視点で”エッジ特許” 選定を継続し、配信させていただきます。

皆様の「発明」「知財活動」のご参考になれば幸いです。