さて今回も、前回に引き続き3部構成で行いました。
1)アイデアコンテストでベンチマークした特許群の、出願動向分析
2)知財/標準化戦略に関するケーススタディ(続)
3)進歩性に関する演習
基本的に知財活動は、(基盤技術→)事業→業界構造の設計→知財戦略→発明→権利化・・・ と進めていきますので、1)-3)いずれも理解していないと、研究すらままなりません。
なぜなら、研究=発明、つまり研究はこのプロセスの中間に位置するわけです。なので、前後がわかっていないと、見通し無く研究をすることになりますね。
着想も大切ですが、その後の論理的作業によって、
発明は洗練され強化される・・・
著名な小説家達も、「全く」同じことを言っています
(「発明塾京都第83回開催報告」より)
また、進歩性について様々な観点から検討することは、「クリティカルシンキング(※)」の良い練習になります。技術と法律についてしっかり理解した上で、先行技術「文献」の記載事項に基づいて、論を進める習慣を、身につけてください。
自分の発明を客観的に見る、ということにもつながりますね。
※ 注)「クリティカルシンキング」(ゼッタミスタ)参照。すでに何度も紹介済みですが、念のため。
・「思考法に関する参考図書」
・塾長の部屋(48)~「自分の信じる所を追求せよ」