「発明塾®」へようこそ!: 発明塾京都第75回開催報告

2012年3月9日金曜日

発明塾京都第75回開催報告

@京都の第75回も無事終了しました。

今回は、マインドマップの持ち込み、アイデアの持ち込み、発明提案書の持ち込みともりだくさんでしたので討議できる時間が限られてしまいましたが、個別でみっちり討議したい人は事前に「個別討議」時間を設けているので、そちらに持ち込んでください。「詰問答」をしないと発明は完成しませんので。

さて、今回はいつもに増して収穫が有りました。

・いい発明、良い発明提案は「課題の設定」「課題の経緯」がしっかりしている。
・発明はJustIdeaをどう発展させるかにかかっている。
・調べまくるしか無い。
・そして、調べるとだいたい「ある」。

という、発明の基礎が再認識できたのではないでしょうか?僕にとっての収穫は、僕が五月雨的に教えている(もちろん、わざとそうしているわけですが)発明手法を自分の中で再構築し、つかいこなし、継続的にいい着想を得る人が出てきたことです。1年半ぐらいでそこに至っているので、ひとつの目安かもしれません。(毎週3時間で1年半+各自の時間、これが長いか短いか)

Twitterで書きましたが、僕がコマツ時代に尊敬していた「上司の一人」(指導いただける上司が3名?いるという複雑な組織でしたが)が、僕と毎月面談をしてくれていたのですが(これも重要で、僕も前職時代に毎月部下と面談していました)、

 ・「この人はすごい」という設計者を一人選べ
 ・その人のスキルを要素分解せよ
 ・それぞれの要素について、現時点で(及び毎月)その人の何%のところにいるのかを計測せよ
 ・それを半年後に何%に引き上げるのか決めよ
・さらに月毎に目標を定めて、毎月の計測結果と対比せよ
・それをもとに、毎月の業務目標、注力業務、学習目標を定めよ

という指導のもとに、設計者としての「仕上げ」をすることが出来ました。その目標を達成するために、経験の少ない業務を積極的に引受、業務時間後に停電状態(当時のコマツは定時を過ぎると電気が真っ暗になる)の中、工学書を読みあさるはめになりましたが・・・。

ではでは、また来週。