「発明塾®」へようこそ!: 発明塾@京都 第26回開催報告

2011年2月17日木曜日

発明塾@京都 第26回開催報告

今回も7名の学生さんと1名のゲストで開催しました。

テーマは「天然素材の建築(土木)への応用」。
なかなかいいアイデア(の元)が出たのではないでしょうか?

いつも言っていますが、塾で行うブレストでは「アイデアを広げる」事を目的にしていますので、すでにありそうなものも、実現できなさそうなものも、すべて挙げるようにしています。

その中から「インパクト(市場)があって、シンプルで、実現可能(5年ぐらい?)な物」を、選んでもらう必要があるのが一点。

また、選んだアイデアに固執せず、そこから再度課題へ逆戻りし「そもそもこのアイデアは、何を解決しているものなのか、その本質はなんなのか」を考え(上位概念化)、再度そこからアイデアを出す(下位概念化、具体化、代替案の創出)必要があります。

それらを全て検討した上で、一番良いと思われるアイデアについて、詰めていくのです。

「面白そうな」アイデアにすぐに飛びつかない。

これが鉄則です。

また、「下位概念化」は、網羅的に行うこと。得意分野(例えば生物)などに偏らず、物理化学生物、大規模小規模、再度広くアイデアを出します。この段階で、再度調べることも重要でしょう。課題が分かっていますから、その課題を解決する手法として広く用いられている物、すでに誰かが考えている物、異分野で同じ課題に取り組んでいる物、を調べ上げ、整理することで勝手に具体化出来ます。もちろん、それを見て「もう一歩」アイデア出しを行うことも重要ですが。

アイデア→上位概念(というか課題)の抽出→既存技術、代替技術、「異分野技術」(これが重要!)→NEWアイデア

こういうサイクルです。

てか、これ初期の頃に話しましたよね。皆ノート取ってますか?復習してますか?(小学生レベルの話)

大学生が当たり前にやるべき事についていちいち指示しませんので、言われなければやらない、ではなく、言われないことは当たり前なんだと思ってやる、でお願いします。

では。