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2019年5月24日金曜日

発明/討議を必ず振り返る ~ 発明塾第485回

今回も、楠浦参加できませんでしたが、皆さんで討議を進めてもらいました。

発明塾では

「自主討議」

を非常に重視しています。

過去の発明塾では、

「木曜日に全体討議」
「月曜日あたりに、自主討議」

のような

「リズム感」

で、討議を行っていました。


後述する、

「振り返り」

も含めると、それなりにタイトなスケジュールですが、結局の所、それぐらいやらないと、成果も出ないし何も身につかない、ということかもしれません。

最近は行っていないようですので、僕が出席できないときに主体的に討議を行うようにしてください。


「イシューからはじめよ」安宅
過去、何度も取りあげていますが、何度読んでいただいても
読み過ぎということはないので、再掲しておきます。
「楠浦産のおっしゃってることは、この本に書いてあります」
という塾生さんの指摘で、必須図書になりました。
本に書いてあることは、教えないで済むので楽ちんです。
(実際、ほぼ一言も教えないので、しっかり読んでおいてくださいね)



● 発明/討議/作業を必ず振り返る ~ 振り返りなくして進歩なし

この重要性に気づいていない人が多いような気がしますが、発明/討議/作業は

「必ず振り返る」

ようにしてください。過去の成果創出、および、各自の成長は、明確に

「振り返りの量と比例」

しています。すべてのログを残し、それを振り返る。

それ以外に、成長できる方法があるようには、僕には思えません。


本を語る会に参加してくれたOGにはお話しましたが、僕は

「A4ノートに、発明討議内容の振り返りの毎回記載」
「ログをプリントアウトして貼り付け」

して、さらにカラーボールペンで書き込みをしながら何度も振り返りを行います。そのノートが今、補足的なメモも含め、20冊以上あります。

僕が発明をスラスラできるのは、結局この作業の積み重ねだからだと思っています。

「なかなか上達しないな-」

と思っている人は、試してみてください。

「目標の高さ」

によって、必要な進歩のスピードは変わりますので、自身で判断してください。


では、次回もよろしく。

次回は参加します。



楠浦 拝



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2019年5月10日金曜日

(6月11日@大阪:無料)企業内「発明塾」説明会 & 「知財・発明教育」相談会

以下、企業様向けの「発明塾」関連説明会の告知です。

企業内「発明塾」と、「e発明塾」は表裏一体なので、説明する場も、同日にしました。
いずれか一方のご参加でも、OKです。

詳細は、以下ご参照ください。

(6月11日@大阪:無料)企業内「発明塾」説明会 & 「知財・発明教育」相談会

SDGsに取り組む/自分で間違いに気づく/未来が見えるといじめられる ~ 発明塾第484回

今回も、高校生メンバーのSDGs関連の発明を取り上げ、進めてもらいました。


楠浦は参加できずでしたが、事前にもらった


「課題-解決ロジックツリー®」


へのコメントを、共有しておきました。


「課題-解決」


構造で整理できているか、じっくり見直しながら作るのが良いでしょう。

ある技術についての情報を見つけたら


「それは、何の課題を解決しているのか」


考える、ただそれだけです。

複数の課題を解決していることもあるでしょう。


全て書き出し、ロジックツリーにします。


場合によっては


「解決できる可能性がある課題」


も、どんどん書き出していけばよいでしょう。

 
「生きる技法」(安冨)については、関連書籍を、
5月21日のイベントで取り上げたいと思ってます。
(時間が許せば)
「強いチームは、オフィスを捨てる」(フリード)
昨日会った方も、ぶっちゃけ、オフィスに来る意味ないよねー、
環境も悪いし・・・なんておっしゃってました!(笑
来る意味あるオフィス、ってなんだろうね、と考えてました。
ちなみに弊社は、オフィスを捨てて12年になります。
昔はずいぶんとバカにされ、コケにされましたが、今はうらやましがられます(笑
時代って怖いですね、あと、未来が見えすぎると、いじめられますね(笑


後半は、大学生メンバーが一つ例を示してくれる形で進んだようです。


不慣れな人を導きながら討議を行うと、いろいろな気付きがあり、発明プロセスについての理解が深まり、


「発明力」


も向上します。
(僕を見ればわかります)

楠浦が参加できない、というのは非常に良い機会ですので、どんどん進めてください。


僕は聞いていないので、仮に何か間違っていたとしても、自分たちで気づいて修正して、進められます。


僕がいると、僕が指摘してしまうので、何の学びにもなりません。


間違いに自分で気づくことが、一番よい学びになります。


引き続き、よろしく。


楠浦 拝



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2019年5月2日木曜日

発明において「SECIモデル」を意識する~発明塾第483回

今回は、持ち込みというよりは質問に答えることがメインでした。
ユニークブレインラボの鈴木さんにも参加いただきました)

以下に、概要を簡潔に。



「課題-解決ロジックツリー®」 から始める

主な質問は

「エッジ情報からの、仮説創出に有効な方法がありますか?」

でした。

僕のアドバイスは以下です。

「”課題-解決ロジックツリー”® を作りましょう」

だいたい、これに尽きます。


e発明塾では

「課題解決思考(1)」 https://e-hatsumeijuku.smktg.jp/public/seminar/view/26
「課題解決思考(2)」 https://e-hatsumeijuku.smktg.jp/public/seminar/view/27

が、今回の指導内容に該当します。


発明に必要なテクニックというかスキルの大半は、頭の使い方、のようなものですが、これを意識しながらアイデアを出すことは難しいでしょう。

したがって、いかに、その頭の使い方を

「身体化」

するかが重要なポイントになります。

「課題-解決ロジックツリー®」

は、そのためのツールの一つです。


一人で作業を行う場合

「対話」

するためにも、

「課題-解決ロジックツリー®」

は重要になります。

「創造は対話から生まれる」

と、僕は思っています。

では

「一人で、対話をどう効果的に行うか」

が重要になります。

そういうことです。


関連するところで言うと、発明塾では、

「情報の整理からアイデア創出まで」

のプロセスにおいて、および、それら

「発明法の習得」

自体においても、以下書籍を参考に、独自の

「SECIモデル」

を回しています。

その中で、

「アウトプット」(表出化)

は、重要なパーツの一つになります。

この本は、何回読んでも発見があります。

日本語版を読み慣れた方は、英語で読むことも、オススメします。


「知識創造企業」(野中)
最初に読んだのは、たぶん2000年頃だと思います。
それ以来、仕事では欠かせない本の一つです。
設計でも、経営でも、同じ方法が使えます。
良いツールは、万能なんですね。


高校生塾生さんも、読んでみましたということだったので、今後が楽しみです。

高校生ということもあり、まずは、課題-解決ロジックツリー® を作りながら

「感覚」

を掴んでもらうことを重視しつつ、進めます。


中学高校では、

「暗黙知」

的な部分の取り扱いは、部活でしか習わないので、頭でっかちになりすぎる可能性が怖いからです。

発明塾でよく言う

「過学習」

問題ですね。

「教えすぎの罠」
「学び過ぎの罠」

とも、呼びます。
(発明塾独自の用語で、造語です)



楠浦 拝




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2019年5月1日水曜日

書籍紹介)「経営戦略としての知財」(久慈)を読む

GWに読んだ数十冊の本の中で、マニアックすぎず、普段お付き合いがある方と共有しておきたいものを一つ挙げておきます。
(教育学、哲学、医学生物学の本などは、現時点で、私の周りで話題として一緒に盛り上がれそうな方があまり居ないので・・・)


その本は、

「経営戦略としての知財」(久慈)

です。

念の為、知財業界以外の方のために、紹介をさせていただくと、久慈さんは

「日本知的財産協会」http://www.jipa.or.jp/syoukai/yakuin.html

の理事をされており、ホンダで知財部長をされていました。


私が知財業界の人かどうかは微妙なところ(笑)ですが、最近は、知財業界以外の人にも読んでいただきたい&読んで面白い、知財の本が増えてきました。

関連する仕事をやっている身としては、嬉しいことです。


AIやオープンイノベーションなど、最新のトピックについても
切れ味良く答えておられ、わかりやすくて、読んでいて気持ちが良い本です。



余り書くとネタバレになりますので、細かいことは書きませんが、僕が気になったところをいくつかあげておきます。


①戦うべきゲームは何か?

本書の、第三章に

日本企業が、類似の研究開発を行っていることは、ゲームを「協調的にすべし」ということを示している、せせこましい改良特許の先取り争いなんぞを、一生懸命やっている場合ではない

というようなことが書かれています。
(これは、私の理解です)

戦略と戦術の話ですね。


②著作権と意匠権、どちらが有望か

これは第五章です。

著作権の本質について、よく考えさせられました。

これに商標も絡めると、非常に面白いことになります。

弊社のメインフィールドの一つはこの辺ですので、とても参考になりました。

久慈さん、ありがとうございました。


③共通基盤技術と大学の役割

第四章です。これも、誤解を恐れずに言うと

共通基盤技術については、大学で積極的に開発して知財化し、広くライセンスしてくれる方が、「せせこましい争い」で戦力を浪費して消耗することがなくなるので、国益にも叶うし、日本企業すべてが助かる

という感じのことが書かれています。
(私の理解です)

そうだな、と思いました。


④IPランドスケープを含む、情報分析の重要性

これは、業界の人には今さら感ある話かもしれませんが、久慈さんは

いまみんなが作って騒いでるのは、ランドスケープとは呼べねーよ!

とおっしゃっていると、私は理解しました。
(私の理解です)

気になる方は、ぜひ、お読みください。
(ジャパネット楠浦より)



その他、読みながら考えたことを、つらつらと。


最近、僕が知財のお話をする際、

「知財活動は、資産を作ること」」

だというお話をする機会が増えてきました。

「企業価値を、飛躍的に向上させる財産をどう作り出すか」

と考えた場合、

「知財」

は、経営資源の投資先として、非常に魅力的だと感じておられる経営者が、確実に増えています。
(少なくとも、私と話すと/話している間は、そう感じていただけるようです)


IT抜きで仕事ができる業種職種はもはや存在しないこと、および、意匠、商標、また、著作権まで視野に入れて考える必然性がどんどん増してきたこと、を考慮すると、すべての経営者の方、まぁ、課長さん以上ぐらいの方には、必読の本だと思いました。

読まれた方、お会いした際にぜひ、感想などお聞かせくださいませ。



楠浦 拝




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