「発明塾®」へようこそ!: 「SDGs」の視点で自身の発明を考え直す~「社会の流れ」を意識する(発明塾第539回/第540回/第541回/第542回/第543回/第544回)

2020年2月17日月曜日

「SDGs」の視点で自身の発明を考え直す~「社会の流れ」を意識する(発明塾第539回/第540回/第541回/第542回/第543回/第544回)

今回は、1月30日、2月2日、6日、9日、13日、16日開催分の報告です。
(楠浦は原則、Read Only で参加していません)

一部、キャリーオーバーしているテーマもあるようですが、2月から新しいテーマでの討議が本格化しています。

「お題」

決めが重要、ということは既に痛感しているでしょうから、目標を厳選し、見失わないように進めてください。

現在、過去発明の振り返りを一部共有していますが、それを見ても

まぁまぁ、迷子になる

ことがわかります。


僕は迷子にならないので、誰がどういうときに迷子になるのか、厳密な理由/理屈は

「???」

なのですが、過去事例を見ると、なりやすい人とならない人がいるのはほぼ明らかですので、迷子になりやすいんですよねー、という人は、

「この議論/作業、目標とするところに向かって進んでるのか」

強く意識して進めてください。これまでの事例からわかることとして、発明や調査が

「楽しくなっちゃって」

脱線する人が多い印象です。


さて、現在取り組んでもらっている発明は、一部、

「SDGs」

の文脈で議論されている分野に関するものですね。

この機会に、

「そもそも、今、世界で、何が問題とされているのか」

大きな視点の情報も、自身の頭の中に入れておくとよいでしょう。

知っての通り、僕は、大学院は

「エネルギー応用工学」

専攻で、コマツ時代は

「風力発電関連の新規事業」

立ち上げを担当していました。

   
「地球の未来を守るために」は、過去何度か紹介していますが、改めて。
「モラル・キャピタリズム」は、企業人/経営者として、
どう SDGs に取り組むか、OBOGに読んで欲しい本です。


当時 SDGs という言葉はありませんでしたが、

「限られた資源の有効利用、および、廃棄物の問題」

と、地政学的に課題が多く、かつ、気候変動の観点で議論を呼んだ

「石油依存」

についての問題意識は、かなりはっきり持っていました。

残念ながら当時、発明塾がありませんでしたので(笑)、さほど良いアイデアは思いつきませんでした。


しかし、

「風力発電」

は、その後50年ぐらいを見据えたときに、シンプルな装置だし、地味ながらもじわじわと広がり、一大産業になるのかなという、漠然とした予感がありました。

皆さんも、こういう感覚は大事にしてほしいと思います。

太陽電池も、たぶんそうなるだろうという感覚はありましたが、半導体の世界で機械屋がどう役に立てるか、当時は、具体的なイメージが持てませんでした・・・。

結局その後、僕はナノテクStart-Upで半導体プロセスにどっぷり携わったので、専門など関係ない、やりたいことをさっさとやれ、ということなのですが・・・。


さて。

時代を作るのは、皆さんです。

皆さんが、新たな時代を拓く技術や事業に飛び込めば、それが実現する可能性が高まるわけですから。

時代の最先端で、次の時代を見据えている

「預言者」

をきちんと探し、その声に耳を傾けてください。

「エッジ情報」

を探して読んでね、と言っているだけですね。


今月から、試験的に、新しいメンバーを受け入れています。

社会に、より大きなインパクトが与えられるような運営体制に、徐々に移行していきます。

そのための準備が、急速に整いつつあるからです。

僕の持ち味は

「継続」
「実績の積み上げ」

です。

周囲の反応を見ると、そろそろ臨界点を超えたのかな、という気がしています。

引き続き、よろしく。


楠浦 拝



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