「発明塾®」へようこそ!: 発明に必要なことは「戦略」であり「投資センス」である ~ 発明塾第492回/493回/494回(投資部第54回)

2019年7月14日日曜日

発明に必要なことは「戦略」であり「投資センス」である ~ 発明塾第492回/493回/494回(投資部第54回)

7月4日、11日、14日(投資部)の、3回分の振り返りと報告です。


4日は、2件の持ち込みについて、討議しました。


1件目は医療系、2件目は環境・エネルギーということで、いずれも、僕としてはなじみ深いテーマになりました。

(だから、それを選んで持ち込んでくれているわけではないと思いますが・・・)


11日は、高校生塾生さんから、直前に連絡がありましたので、そのリクエストに応える意味も含め、


「発明のストラテジー」(発明塾式の発明戦略)


について、説明をしました。



後者については、塾生さんがそれぞれに


「次回までに、自身の理解を、マニュアルとしてまとめてくる」


ことにしました。



14日は、久々に投資部でした。


事実上の、再キックオフということで、そもそも何のために投資部の活動を行うのか、など、各自なりの目的を考えてもらったりする時間にしました。




● 「技術の流れ」と「お金の流れ」の交差点に、イノベーションが起こる


要するに、投資部の話です。



投資部の目的や目標について、14日に、各自なりの考え、および、そもそもどう考えればよいか、などを話してもらいました。


僕は基本的に、


「目的は何でもいいよ」


ということにしています。



「1年で、1万円を、1000万円に増やして、起業します」


できると思える、ぜひともやり抜きたいと思う、なら、やればよいと思います。


絶対にあきらめないぞと思うなら、やったらよいのです。



一週間ですっからかんになって、


「もうやめます」


とかいうなら、そんなもん、最初からやらん方がましですけど。



そうでないなら、大歓迎です。


ぜひともやり抜きたい人は、絶対目標を達成したい人は、よく考えます。


よく考えることが大事なんです。


それだけです。



本人が


「絶対やり抜きたい、石(岩?)にかじりついてでも成し遂げたい」


と思う目標なら、何でもよいのです。



やりたくないことは、やる必要はない。


強く想えないことを、やっても時間が無駄である。


そういう考えです。





 

「習得への情熱」「超一流になるのは、努力か才能か」
いずれも、「熟達」関連の本です。
上達には終わりがありません。
終わりがないことを楽しめる、これが大切ですね。
80点で合格点です、もう充分です、はい終わりです、という人には
向いてない世界かもしれませんね。
あら、今の教育って、そういう人を量産してますねー(笑




それよりも、大切なことはプロセスです。


その過程で、いろいろなことが得られるようにできるか、続けられるか、確実に積みあがっていくか、常に結果が出る(出ている)か、そういうことが大切です。



例えば4日は、テーマに関連する企業として


「ユニリーバ―」


をあげました。英国企業で、連続増配企業の一つです。


(複利のチカラで億り人 から)

https://hiromethod.com/introduction-of-unilever#1EPS

ADRとか、配当課税がないとか、そういう話はどうでもいいです。

(気になる人は調べてください)


ユニリーバ―について、ある企業の経営者の方から、コメントを求められたことがあります。


「以下ニュース、楠浦さんどう思う?」


と。


(ユニリーバ、調達するパーム油の生産・流通を完全追跡へ)

https://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702304698204579195181616475444

細かく話すと、キリはないですが、


「歴史的に、いろいろな問題を抱えてきた領域だけに、(先)手を打ってきてますね」


ということで、その方とは意見の一致を見ました。



14日は、ジョンソン・エンド・ジョンソンを取りあげました。


こちらも連続増配企業です。製薬と医療機器の両方を手掛けている企業です。


彼らのM&A動向からも、


「社会の動き」


を読み取ることができましたね。



その動きの先にある未来、そこで


「プラットフォーマーになるプレーヤー」


も、見えてきました。


次は、そこを調べたいですね。



社会の動きが、お金の動きを変える。


それが、新たな技術へ流れ込む。


そういう


「流れ」


を読むために、投資部の活動は、存在します。



「技術の流れとお金の流れの交差点」


を知らずして、発明はできません。


いくら頑張っても、お金がつかないからです。


結局、実現しませんので、世の中にインパクトを与えることができません。



生きている間に、自身のアイデアが、世の中にインパクトを与えるのを見たい、僕はいつも、そう考えています。


「長生きする」


のも、選択肢の一つですね(笑


もう一つは、


「戦略を持って、発明に取り組むこと」


です。




●「発明」には「戦略」が必要である ~ なぜそれに自身が取り組むのか


これは、次回のテーマですから、詳細は次回報告で取りあげましょう。


一つ言えることは、


「発明塾が、世界に先駆けて発明を創出し、世界にインパクトを与えられる」


ようにするには、どこで、どういう発明を出せばよいのか、を考える必要があるということです。



企業で、技術者が日々行っているような活動とは、少し異なるものになるはずです。


彼らに


「勝たないと」


いけないわけですから。


自分たちの強みを生かす方法を、よく考える、それが


「戦略(ストラテジー)」


です。




楠浦 拝






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