(昨日は急遽、投資部に振り替えました。)
「S&P500を、毎週数社づつ見る」
など、各自の目標を定める人も出てきました。
いいことです。
ここまで、医療デバイス/医療サービス系の企業を中心に見てきましたが、早めに、いろいろな業界の企業を見ておくほうがよいと、個人的には思います。
「意外な組み合わせ」
が発明の大きな要素であるのと同様、
「意外な気づき(共通点、相違点)」
に気付くことが、
「投資アイデア」
につながります。
また、
「ビジネスモデルの転換」
について、投資アイデア出しを行うためにも、重要です。
今回取り上げた2社は、
「画像処理」
「飲料」
と、大きく異なる業種の企業でした。
「それが、どう、数字に反映されているか」
面白かったのではないかと思います。
偶然ですが、両社とも
「M&A」
に特徴がある企業でした。
飛躍的によい「問い」が立てられるようになる、
いろいろなヒントをくれる本です。
学生時代に「英文和訳」「和文英訳」の
問題を大量に作成していた時、常に考えていたことが、
いくつかここに書かれていました。
いろいろなことは「繋がっている」んですね。
(怪しい本がお嫌いな方には、お勧めしません)
後者の企業は、「ファミリービジネス」から脱却しつつ、
「ブランドビジネス」
として、大きく世界に展開しようとする
「転換点」
に立っているのではないか、という仮説を立てました。僕は、経験にもとづいて
「長期資金の調達(借り換え)」
「在庫と借り入れの関係」
「短期負債と長期負債の関係(増減)」
など、数字の関係を1つのきかっけとして、上記仮説を導きました。
こういった
「経営の実態を、数字から読み取る」
作業を通じて、実際の経営の現場を
「実感」
してもらえればよいなと、思っています。
(そのあと、Proxy Statement をみて、ある程度、ウラは取れました)
ちなみに、今のタイミングで
「借り換え」
を行っている企業はそれなりに多く、例えば、以前取り上げた
「アルトリア」
も、今後に備えて長期資金の借り換えを行っています。
(正確には、社債の前倒し償還と再発行)
時間があれば、直近の各社決算動向から何がわかるか、説明/議論しておきたいところです。
こういう動きを読み解くことを通じ、
「経営者が、日々、様々な情報をもとに何を考えているか」
を知ることは、皆さんが将来
「コトを起こす」
際、役に立ちます。
「なぜ、いま、こういう手を打つのか」
この問いをもとに、機会を見つける問いを次々と立てていくのが、
「投資部」
です。
「投資機会の目利き」
を積み重ね、結果を出しましょう。
それは
「アイデア/発明の目利き」
そのものですから。
ではでは。