久しぶりに、@京都メンバー/OBOGと会うことができました。
新しいメンバーも加え、2016年は再始動の年 になるでしょう。
以前から話しているように、
「投資で、学費を稼ぐ」
という選択肢も加え、各自の目標を定めて下さい。
✔ 先行例調査と「差分」の分析を徹底する ~ 本質は何か?
✔ 特許情報分析を活用する ~ 他の人に見えていないものを見る
という方針は代わりません。
席上紹介した本、関連書などを掲示しておきます。
丁度、経済書の整理をしようと思っていたので、話題を提供してくれたOB塾生さんには、感謝しています。
●「フランク・ナイト 社会哲学を語る」
シカゴ派の源流を知る本。
論文選も是非。
●「開かれた社会とその敵」K.R.ポパー
「科学的発見の論理」で「科学する」ことの新たな定義を世に問うたポパーの、オープン・ソサエティー という考え方。
●「先物市場から未来を読む」レオ・メラメド
我々の使命は、「より良い社会を、次の世代に渡すこと」だと。
●「ケインズとハイエク」間宮陽介
実はケインズとハイエクの思想は、根底で共通するものがあります。
ケインズ=公共事業による需要の創出、程度の理解では浅すぎます。
ケインズは「株式投資で成功した」経済学者、「アニマルスピリットが経済の原動力」と喝破した経済学者としても有名。次は是非原典を。
●スティグリッツの教科書
僕は、「クラウディング・アウト」を、彼の教科書で知りました。
最近の著作がどうか、については、コメントを控えます。
●ギデンズ/佐和隆光
「第3の道」という考え方は、丁度僕が大学院時代ぐらいに流行した考え方だったと思います。
佐和先生は、僕が進むことになった、京都大学大学院工学研究科エネルギー応用工学専攻が出来るきっかけを作られた方の一人で、計量経済学の大御所です。
●「経済政策を売り歩く人々」P.クルーグマン
レーガン政権時代に大赤字を生み出した「ラッファー」の話をしましたが、似たようなことは常に起こっています。
「自分の理論を証明するために、政策を売り歩く経済学者」
「自分の政策を正当化するために、論文を書かせる政治家」
のようなところに、皆さんが巻き込まれないことを祈ります。
「できるだけ多くの人を幸せにする」ことについて、確信を持って物事を進めて欲しい。
安易なデマに流され、いい加減な仕事/後世に迷惑をかける仕事/使い捨てられる仕事に、貴重な人生を費やして欲しくない。
●「ムハマド・ユヌス自伝」
2004年に購入した当時、周囲で誰も「グラミン銀行」について知る人はいませんでしたが、「こういう仕事をやりましょう」と、当時の社長をはじめとした方々に、この本を紹介したことを覚えています。
「ビジネスこそが、世界を貧困から救う」という、明確なメッセージが繰り返し書かれた本。
マザー・テレサのビデオとこの本が、いつも本棚にあります。