取り上げた技術は、ずばり「KOMTRAX」。
小松製作所が誇る、建機IT技術です。
世界中の建機の稼働状況を「KOMTRAX」で把握し、それを基に生産計画を立てるなど、コマツは、最先端のIT技術を「経営判断」に活かしています。
今回は、そのKOMTRAXのコアになる部分の技術と特許を分析し、
「突破」
を検討しました。
当然コマツ内でも、日々研究者の方々が、改善革新に取り組んでおられると思いますが、その努力に敬意を表する意味でも、我々もゼロベースで「突破」に取り組んでみました。
これも絶版で恐縮ですが、非常に参考になる本です
「大きく技術が変化するときに、どういう手を打つか」
常に、技術の進化を見ておく必要があります
「大きく技術が変化するときに、どういう手を打つか」
常に、技術の進化を見ておく必要があります
通信に詳しい方ならすぐにお分かりだと思いますし、実際に私もある製品で「稼働状況モニタリング」を検討していたのでピンときたのですが、当初のKOMTRAXは、第2世代の無線通信で
「Dopa」
と呼ばれる、Docomoの技術が前提になっているようです。
(Docomoの技術開発の経緯についても、諸般の事情でそこそこ詳しいのですが・・・それは割愛します)
現在は、4G/LTEですから、ここに緒口があるはずです。
また、無線通信の世界は、日進月歩ですから
「当時想定できなかった、新しい技術が」
をベースに考えることで、新たな切り口が見えてきます。
今回は、新しいシステムも試しつつ、でしたが、意外と上手く行きましたね。
次回もよろしく。