いくら塾生、いくら夏休みといえども、
「発明ばっかりやってりゃいいわけでは、ないので」
眠いメンバーも、いたはず。ありがとね。
でも、「参加してよかった」のでは?
今回の合宿は、アイデアコンテストのテーマについて、積み残しのいくつかの議論を
「時間をかけて、掘り下げる」
ことを、目的にしました。朝、会場へ行くまでの京阪電車の中で、
「いま、議論がどうなっているのか」
「この後、どちらに進めれば、最短距離でアウトプットが出るのか」
塾生さんがいつもUpしてくれる過去ログ(注1)をにらみながら、考えた結果です。丸太町ぎりぎりぐらいで、結論が出ました(笑
その場で、
「発明方程式」
「発明塾の思考回路」
で説明した通りですが、ここを誤ると、袋小路もしくは明後日の方向・・・。
悲惨です。
さて、今回「も」1時間で、
「提案するの、勿体なくね?」
「今から自分たちで、すぐ事業にした方がよくね?」
という皆の心の声が聞こえてきそうな、素晴らしいアイデアが出ました。気付いていると思います。かなりの頻度で、合宿では、これが起きます。
これも、「時間」です。十分な時間をかける「覚悟」が、躊躇や迷いを捨て、
「アイデアの本質を深堀する」
ことを、手伝ってくれます。
過去にも、いいアイデアが出た後によく、
「何で楠浦さん、あんなところにぎりぎりまで時間を突っ込むのか、見ててヒヤヒヤする」
って、皆言ってますよね。3.5時間の通常版で、平気で2時間ぐらい、一つの発明の本質の深堀に費やす。
「今日終わらないじゃん、俺の発明提案討議」
そう思っている塾生も、多かったはず(注2)。
多くないですね「二度読む本」。
同様に、「もう一度仕事をしたい」と
思われたいですね、職業人として。
そして、「もう一度会いたいと思うか」
僕の面接の基準です。
常にそういう人を、募集しています。
以前、
「アイデアが出るのは、楠浦さんが”出ると信じている”から」
という議論がありました。それに近い。
「先送りしない」
その覚悟が、適度な緊張感と余裕のバランスを生み、各自の生産性を上げ、正しい答えを掘り当てる。会議でたまに、
「続きは、また」「また会った時に話すわ」
みたいな話になることがありますが、僕はだいたい、社内でこういう議論になると、
「いやいや、またって、いつなん?」
「なんで先送りにするの?そのメリットは?」
と、徹底的に突っ込みます。先送りは、癖になるからです。そして、
「暇人ほど、先送りしたがる」
のが、わかっていますから。忙しい人は、その場でどんどん決める癖がついて、結果的に先送りしなくなる。
「暇人→いくらでも時間あるから、後でまた考えられる→先送り→同じ事ぐるぐる考えているだけ・・・結果出ない→いい仕事が来ない→暇人」
みたいなサイクルです。
合宿は、エネルギー切れ(僕の)で、6時間で終了となりました。アイデア、整理しといてね!
ではでは!
※ 注1)これホント助かります。ログなしの議論は、ありえない。3.5時間・・・そんな長時間の議論の内容、僕は覚えられない。その程度の「アホ」です。
※ 注2)だいたい終わります。僕は、そこまで「アホ」ではありません。時間は見切れています。