「発明塾®」へようこそ!: 「ヒアリング」を想定して、企画書と特許出願書類を仕上げる~発明塾第566回(2020年11月12日開催分)

2020年11月15日日曜日

「ヒアリング」を想定して、企画書と特許出願書類を仕上げる~発明塾第566回(2020年11月12日開催分)

 今回は、楠浦は参加できませんでしたが、OB・OGの持ち込みアイデア2件の討議が行われました。

備忘と報告のため、気づいた点を簡単に指摘しておきます。


1.「ヒアリング」に行くことを前提に、すべてを進める

議論や作業が進まない、あるいは、なんとなく堂々巡りになっている場合、

「次のステップは何か」

「そこに向けて何をすべきか」

を、明確にして、書き出して、机の前に貼っておきましょう。

例えば今回の例でいえば、そろそろ

「ヒアリング」

に行く前提で作業を進めたほうが良いのでは、という持ち込みがありました。



「フードテック革命」なかなかの良書です。
現在取り組んでいる発明の一つは
「フードテック」に該当すると思います。
発明塾では2012年頃から、継続的に、
フードテック関連の発明に取り組んでいます。

2.特許出願を行うタイミングと内容のバランス

ヒアリング前に、

「特許出願」

を行っておくべきかどうか、どこまでの内容を特許出願しておくか、考える必要があります。出願にはそれなりに時間がかかりますが、発明の競争力が失われないようにするために、ヒアリング前の出願は必須かなと思います。

ただ、この段階では

「課題」

に関する仮説が十分検証できていない可能性もありますので、

「課題がブレてもカバーできる権利範囲」

になるよう、請求項と実施例を作り込む必要があります。

そういう、柔軟な対応をしてもらえる事務所・弁理士の方に相談する必要がありますね。

もちろん、自分で書いてみる、というのも一案だと思います。


楠浦 拝


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