今回は、楠浦は参加できませんでしたが、OB・OGの持ち込みアイデア2件の討議が行われました。
備忘と報告のため、気づいた点を簡単に指摘しておきます。
1.「ヒアリング」に行くことを前提に、すべてを進める
議論や作業が進まない、あるいは、なんとなく堂々巡りになっている場合、
「次のステップは何か」
「そこに向けて何をすべきか」
を、明確にして、書き出して、机の前に貼っておきましょう。
例えば今回の例でいえば、そろそろ
「ヒアリング」
に行く前提で作業を進めたほうが良いのでは、という持ち込みがありました。
2.特許出願を行うタイミングと内容のバランス
ヒアリング前に、
「特許出願」
を行っておくべきかどうか、どこまでの内容を特許出願しておくか、考える必要があります。出願にはそれなりに時間がかかりますが、発明の競争力が失われないようにするために、ヒアリング前の出願は必須かなと思います。
ただ、この段階では
「課題」
に関する仮説が十分検証できていない可能性もありますので、
「課題がブレてもカバーできる権利範囲」
になるよう、請求項と実施例を作り込む必要があります。
そういう、柔軟な対応をしてもらえる事務所・弁理士の方に相談する必要がありますね。
もちろん、自分で書いてみる、というのも一案だと思います。
楠浦 拝
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