「発明塾®」へようこそ!: 2019年もよろしく/「失敗に学ぶ」とは?~発明塾第466回(投資部第49回)

2019年1月6日日曜日

2019年もよろしく/「失敗に学ぶ」とは?~発明塾第466回(投資部第49回)

今回は投資部枠での討議でした。

バイオベンチャーCEOの方と

「細胞治療」

の最新動向についてレクを受けながら、近況意見交換を行いました。


私が注目しているのは、以下ニュースの件です。



業界的にも、やや驚きのニュースだったようです。

セルジーンは、少し前に同業他社を買収していますので、M&A合戦になっていると理解しています。

これまでに無かった産業が出てきている、と捉えられる細胞治療業界の今後の動向に、引き続き注目していきます。



● 「失敗から学ぶ」とは、そもそも、どういうことか

年末年始を挟んだこともあり、年末年始どうしましたかなどというお話もしました。

「昨年を振り返って、今年どうするか・・・・」

というところは、皆さん&毎年だいたい同じなのですが、私が、

「発明塾を、2010年に設立して以来、9年間」

で変わった(変えた)ことの一つに

「失敗からどう学ぶ(?)か」

があり、そのお話をしました。


「アウトプット大全」「小さなパン屋が社会を変える」
いずれも現在、読んでいる最中です。
僕は基本的に、時々、とてもゆっくり本を読みます。
その方が、よく理解できるからです。
アタリマエのこと言ってますかね(笑



「失敗から学ぶ」

には、いろいろな意味というか、方法というか、がある気がしています。

その一つを、お話しました。



① 同じ失敗をしないようにする

これが、一般的な考え方だと思います。

「システムを改善」

して、同じ

「ミス」

が起きないようにする、という考え方です。

工学的な考え方だと思います。

私も、技術屋として、上記の考え方を叩き込まれて育ちました。

感覚的ですが、

「80%程度の、日頃遭遇するちょっとした失敗」

には、効果を発揮する考え方だと思います。



②それが失敗ではないことに気づき、戦略を変える

発明塾を始めて、学んだことの一つです。

学ぶ前は、塾生さんの

「失敗」(?)

に対し、気をつけろだのチェックリストつけろだの、

「システム改善」

的な助言をしていました。


改善するものもあり、改善しないものもありました。

そこで気づきました。

「戦略の変更」

が求められているな、と。

同じことはまた起こる、それはシステムの問題ではなく、もっと大きな地殻変動によるものではないだろうかと。



私個人的に、最近、つまり、発明塾をはじめてからの10年では、②が圧倒的に多い。

失敗と捉えず、そうなる理由がある、それを受け入れ、活かす、という考え方に変えています。

発明塾らしい考え方、と言えるでしょう。

「変化し、生き残り、飛躍できる(LeapFrog)場所を見つける」

という

「生物学的」

な考え方、だと言えるかもしれません。


今西錦司先生の本でも、再度読み直そうかなと思っています。



楠浦 拝




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