多い人は、A4で20枚を超える発明提案書になりました。しかし、自分の考えたアイデアを、技術的な背景、課題、実現可能性、進歩性、それぞれの観点できちんと説明するには、これぐらいの枚数は必要でしょう。
もちろん、「できるだけ簡潔に」表現する努力は、惜しんではいけませんが。
さて、10月からは、
「ウエアラブル」
をテーマに、知財戦略立案と発明を行います。これまでも、たびたび取り上げてきたテーマですし、各社が、「XXグラス」「XXウォッチ」を発表したり、販売開始したりしていますので、このタイミングで、再度討議してはどうかと、思います(注1、2)。
今回は第一回ですので、
「ウエアラブルで、どのような発明をすべきか」
を、どうやって決めればよいかという、
「発明塾式発想法(発明法)」
の”おさらい”から入りました。
今回も、きちんとした手続きに則って議論すれば、自動的に「正しい発明の切り口」にたどり着くことが、証明されました。
実は、皆が指摘したように、
「”ウエアラブル”って、実は何も言ってない」
わけです。また、
「”ウエアラブル”は、一括りにできない」
ことも、わかりましたね。
例えば今回の討議で出た、「ウエアラブルとは、実はこういうことだ」を整理すると、以下の通りでした。
①ヘルスケア系
バイタルセンサー、活動量計のようなものは、ここに入ります、FitBitが典型ですね
②リモコン系
ウォッチ(サムスンの Galaxy Gear や、Apple の Apple Watch 等)は、ここですね
③感覚合成系
AR、VR、いわゆるメガネ(Glass)ですね。グーグルグラスも、ここです。視覚以外も、探すと出てきましたね(詳細は「発明塾講義(無料)」で)
④ID系
バイオメトリクス、一部のUI系もここに入ります
細かい討議のポイントは、今後「紙上講義(無料)」で改めて詳しく取り上げるとして、次回までに、それぞれしっかりと分析してきてくださいね。
(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
Amazonのプログラムを利用して画像を引用することにしました。
「Monopoly(独占)」が、彼の口癖ですね。
「完全競争市場では、超過利潤はゼロ」
その話、僕の講義でも出ましたね。
※ 注1) ちょうど「CEATEC」でしたね。
※ 注2) 以前「ストレッチャブル」をやりましたので、ウエアラブルコンピューティング関係は、ほぼ議論を尽くした気がしています。