今回は、「発明塾の活動を一言で表す その(3)」の後編です。
● 「技術」「ものづくり」「創造の喜び」を知る ~ 設計図という「青写真」、「Propheting」な発明(後編)
前編では、
・ 発明塾での取り組みを語る上で欠かせない、母校での「ものつくり」についての講義
や、発明塾運営にあたり、私が経験した ものづくり についてのあらゆる知識を、成果を出しながら、そして、楽しみながら学んでもらえる場になるよう心がけている、ことについて紹介させていただきました。
私は、物を作る前に、
「こういうものをこういう風に作れば、こういう課題を解決出来ます」
という
「青写真」(Blue Print)
を作るのが発明だと考えています。
一部の方からは、
「そうは思わない」
と言われる一方で、著名な発明家の方からは
「そういう発明スタイルを、”Propheting”(預言的手法) っていうんだよ、僕は好きだね、そういうの」
と仰っていただいたことがあります。
いずれにせよ、発明塾の発明法は、私の
「設計者」(Designer)
としての経験にもとづくもので、
「モノを作る前に、あたかもそれが存在するかのように、”細部まで”緻密に考え、描き出す」
(図面とは、そういうものだと、私は考えています)
という設計の面白さ、および、それに基づいて、ものを作る楽しみを、学生さんに学んでいただくところから始まったものです。
発明塾で
「エッジ情報」
に目をつけるのも
「考えるだけでなく、常に調べ、確認し、前倒しで検証していく」
という、川崎重工時代の設計者としての姿勢が原点にあります。
また、
「先読み」
という考え方も、
「つくるべきものを、つくる前に(そして、競合につくられる前に)考える」
という、設計者に日々求められる仕事の中で、出来上がったものです。
設計者の仕事を表す言葉で、私が大好きな言葉の1つに
「モノは、2度造られる」
という言葉があります。これも、川崎重工時代に、教えていただいたものです。
・ 1度目は、設計者の頭の中に、考えうる限り完璧なものが生まれ、それを図面にする
・ 2度目は、図面にもとづいて、試行錯誤の末、現物が出来上がる
設計、開発、製造技術、品質管理など、モノづくりの一通りの仕事に携わった経験から、どちらも尊い
「創造」
だと感じます。
そして、1度目の創造は、まさに
「発明であり、預言(Propheting)」
だと、考えています。
発明塾という場を通じ、
・ 個性を活かし
・ 未来を予測し
・ 未来を創造する
ことを、成果を出しながら、そして、have fun のようなところでとどまらず、Interesting というレベルで 楽しみ ながら学んでもらえるとよいなと、思っています。
今後も引き続き、よろしくお願い申し上げます。
楠浦 拝
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