今回は、「番外編」として
「もっと、いろいろな書籍をご紹介したかったのですが・・・」
ご紹介しきれなかった書籍を、ざっとご紹介しておきます。
「理屈だけではよくわからないが、物語や伝記だとわかりやすい」
「実際に投資を行っている現場の雰囲気がわかるものが、読みたい」
「短期の取引、トレーディングなどの本も紹介してほしい」
「基本になる経済学の知識は、どの程度知っておけばよいのか?」
のような声にお応えするものです。
ご興味は人それぞれだと思います、必要に応じ、ぜひ、ご活用下さい。
(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
Amazonのプログラムを利用して画像を引用することにしました。
「ルールを決め、厳守する」
これは、何事においても鉄則だと感じます。
「決めた通り出来ないから、結果が出ない」ことが多いと、
改めて気づいた本です。
● 「伝記」「読み物」的なもの
皆さんがどうかは別にして、実際に取引に参加している人には、こういった方がおられることを、忘れてはいけないと思います。
何事においても、「他の人が何を信じ、どういう行動を取っているか」を読むことで、新たな機会が見つかるのだと、僕は考えています。
そういうことを思い起こさせてくれる本として、僕は、たまに、こういった本を読みます。
・ 「相場師一代」
「相場師一代」は、有名(豪快!)な日本の相場師の方の伝記で、非常に面白いです。「欲望と幻想の市場」は、リバモアというアメリカの相場師の話です。「マーケットの魔術師」は、いろいろな投資家へのインタビューをまとめたもので、「The Book of Investing Wisdom」も似たようなものですが、後者の方がもう少しお堅い感じの本です。
● 「マクロ経済」「バブルの歴史」に関するもの
バブルの中にいて、それがバブルであることを気付くのは難しい、あるいは、気づいても、逃げ出すのは難しいと、よく言われます。
しかし、投資に限らず、「バブル崩壊」前に打つべき手を打っておく必要があります。
僕が、株式市場を通じて経済を見る理由の一つに「熱狂度がわかる」という点があります。
経営者として、「バブル崩壊」に巻き込まれないよう備えるため、「株式市場を見ながら、バブル度合いと崩壊の時期を想定し準備を考える」のが、日課になっています。
バブルとは、経済の問題ではなく、経済に対する「皆さんの見方」の問題ですので、経済統計だけを見ても、何も見えてきません。経済活動に参加している皆さんの「気持ちが読める」、それが、株式市場という「便利なレンズ」だと思います。
・ 「根拠なき熱狂」
「根拠なき熱狂」は、バブル度合を示す指標として知られている「シラーPER」の発案者で、ノーベル経済学者 ロバートシラー の著書です。「トゥモローズゴールド」は、過去のマクロ経済指標を読み解き、今後どのように考えればよいか、独自の視点で解説している本です。いずれも、マクロ経済の知識無しでも、十分読める本です。
(興味を持てば、経済学の本格的な勉強をすればよいと思います)
● 「短期の取引」「売買の技術」に関するもの
上場企業の株式取引についてのものを中心に、いくつか、紹介しておきます。
投資部の方は、「投資には、様々な考え方があるということを知る」「投資技術の歴史を知る」という意味で、すべて読んでおいてください。
「伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術」では、いわゆるシステマチックトレーディングの手法を解説しています。現在の、AIやロボットを用いた投資手法の前提として、知っておくとよいと思います。他は、投資に本腰を入れたい投資部の方向けです。
● 「金融工学」「数理ファイナンス」「デリバティブ」に関するもの
ややマニアックですので、まとめて挙げておきます。数学やプログラミングを駆使して成果を上げていきたい方は、読んでおかれるとよいと思います。
投資部の方は、歴史を知る意味で、「道具としての金融工学」「デリバティブの落とし穴」あたりに目を通しておいていただけると、僕と話が通じやすいでしょう。
(いかんと思いつつも、つい、このあたりの知識を前提に、話をすることがあります)
● 「マクロ経済学」に関するもの
教科書レベルの話で、どの本を読んでもそれなりのことが書いてあるので、完全に好みが分かれる世界です。僕が持っている本を挙げます。
(持ってない本、読んでない本は紹介できないので)
きちんと読めれば、「なぜ、金利を上げたり下げたりするのか」「なぜ、雇用統計に注目するのか」など、世の中で騒がれているいろいろな指標について、理解できます。大きな流れを知らずに、小さな流れの変化だけを見るのも悪くないですが、全体を知りたいという欲望がある方は、上記に限らず、マクロ経済の本を読んでおくほうがいい気がします。
(分からないモノに投資しない、の原則)
最後に、Ray Dalio のわかりやすい経済解説動画を挙げておきます。
彼のファンド BridgeWater の方針にも目を通しておくとよいでしょう。
・ BridgeWater の Research Library
長文にもかかわらず、最後までお付き合いいただきありがとうございました、お疲れ様でした。
楠浦 拝
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