「発明塾®」へようこそ!: 「有報」(決算報告)を読み解く~3日目_【参考書籍紹介】基礎から学ぶ投資とビジネス

「有報」(決算報告)を読み解く~3日目_【参考書籍紹介】基礎から学ぶ投資とビジネス

今回は、投資部で情報分析を行う際、避けて通れない

「有報(有価証券報告書)」

の読み方を、わかりやすく紹介している本を取り上げます。
(勝間さんの本では、「決算書」としておられます)


以下、2冊紹介という変則的なものになります。
甲乙つけがたく、僕も2冊とも愛読しているのでご容赦ください。



敢えて言うなら、


は「縦書き」の本で、

・ 読み物色が強い
・ 投資家だけでなく、就職先を探している方、ビジネスモデルのヒントを得る目的で有報を読む方も想定している

のが特徴です。



は「横書き」の本で、

・ 投資先企業の決算書をチェックするという目線で書かれている
・ 会計の知識も、基本から学べる

のが特徴です。


それぞれ、内容と僕の所感を簡単に紹介しておきます。


 
(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します) 
Amazonのプログラムを利用して画像を引用することにしました。 

どちらもよい本で、甲乙つけがたいため
2冊紹介とさせてください。



●「仕事」「投資」「起業」の3つの目線から、有報を読み進める「お話」

投資部志望以外の学生さんであれば、文句なくこちらをお勧めします。


例えば、第一章では

「売り上げを伸ばすための企業リサーチ術」

と題し、有報の数字をもとに、マクドナルドの

「ビジネスモデル」

について、考察をしています。


登場人物の掛け合い(対話)でストーリーが進んでいきますので、あまり堅苦しい感じなく、するすると読めてしまうところも、ポイントでしょう。
(学生さんであれば、まずこちらを・・・と言ったのは、この辺が理由です)


一方で、第三章では

「粉飾決算の見抜き方」

に触れており、投資家の方にもそれなりに読みごたえのある内容になっています。


余談ですが、取りあげられた「エフオーアイ」は、僕は良く知っている企業で、15年ほど前に、社長とお会いしたことがあります。細かいエピソードは割愛しますが、当時から、かなり鼻息の荒い会社でした。
(エピソード聞きたい方は、お会いする際、話題振ってください)

「有報の読み方について、まず一冊」

と思われている学生さんは、ぜひこの本を手に取ってみてください。



●「有報」を会計士の目線で厳しくチェックし、粉飾決算を見抜く「マニュアル」

勝間さんの本は、発明塾で既にいくつか取り上げています。

例えば「利益の方程式」は、発明塾で

「ビジネスモデル付きアイデア」

を考えるための基本書の一つです。
(別途、紹介したいと考えています)

その勝間さんの本の中でも、投資部志望者には絶対押さえておいて欲しい本が

です。


僕がわざわざ言うまでもなく、決算書の数字は

「すべて、つながっている」

ため、

「どこかをごまかそうとすると、別のところに”歪み”が出る」

ものです。

「架空の売り上げ」

の計上です。


勝間さんの本では、

「いろいろな数字の間の関係」


「会計の基礎知識とともに」

学べるようになっており、

「数字の読み方を、基礎から理解したい」

という方には、うってつけの本です。


投資対象企業の決算が「粉飾」だった・・・という事態は誰しも避けたいところだと思いますので、投資部志望者は、最低限理解しておいてほしい内容ばかりです。



● 他の参考書籍

決算書の分析法、および、企業分析の手法を取り上げた本を、いくつか紹介しておきます。
投資部志望の方は、(これで十分ということではなく)これぐらいは押さえておきたい、というリストだと理解してください。


財務データ分析を中心とした、企業分析の手法を知りたい方
エクセルを用いて数字の細かい分析をしたい、あるいは、各種経営指標について理解を深めたい方向けです。


経営の理論を学びながら、数字から「経営戦略」を読めるようになりたい方
財務分析により経営戦略を明らかにしていくときの「テンプレート」が詰まった本だと、考えればよいと思います。知っておくと楽です。


特許情報の利用について知りたい方
特許情報の活用について、ほとんど書籍は出ていません。以下の本の「ごく一部」に記載されている事例は、非常に貴重です。
投資部員は、特許に関するところだけ、両方とも熟読しておいてください
(この程度のことを知らず、平均を超える成果を出すことは不可能です)

・ おすすめ1)「会社の読み方」 
・ おすすめ2)「インベストメント」



楠浦 拝



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