今回は、発明塾初期の頃から行っている、
「各自が、どういう創造能力を持つのか」
という点に関して、簡単な課題/討議を行いました。
これも、発明塾で多くの学生さんに参加してもらう中で、僕の中に新しく作られた視点のひとつです。
それぞれが異なる能力を持つ前提で、自分にあった「創造性」発揮の手法を、身につける。
これが、
「発明塾式」
です。
第2章に「創造的音楽教育」とあります。
ヤマハ音楽教室で、川上氏が目指したものが何か、
よく伝わってきます
「XXXX法」
のような、キャッチーな名前のついた発想法ではなく、そういった種々雑多な方法(失礼!)を
「自分のルーチン」
に落としこむために、日々、どのようなトレーニングを行い、誰とどういう議論をすべきか。
それこそが、発明塾で学べることです。
以前、一緒に発明活動を行っていた、NASDAQに上場した半導体ベンチャーの社長からは、
「クスウラがやってるのは、起業家/企業家教育なんだろ?」
(You mean its a entrepreneur-ship training?)
と言われたことを、いつも思い出します。
自分のアイデアを、実行可能で、ファンドから投資が得られるロジックに作りこんで、提案書として仕上げる。
これを、発明を変え、何度も行う。
彼からすれば、
「発明というよりは、企画提案のトレーニングだよな」
ということのようです。
もう一つは、その作業を複数のメンバーで行うことで、
「良い仲間」
が出来、
「良い仲間との付き合い方」
が、身につくことです。
これが、一番大きいかもしれません。
一生の財産となるでしょう。
発明法、発想法、知財戦略の考え方、特許情報分析・・・すべては、
「創造的なチームを作り上げ、世界を変える、最高の成果を出すため」
です。
発明塾では引き続き、「創造的なチームを、いかにして作るか」を、科学します。
今後も宜しく。