「発明塾®」へようこそ!: 11月 2019

2019年11月22日金曜日

「不可能」を想像し、創造する ~ それでも時代はすぐに追いついてくる(発明塾第514回/第515回)

14日、21日も、楠浦不在で議論してもらいました。

高校生塾生さんは、試験期間中だったかな?
学業優先で、しっかりやってください。

現在のメンバーは、高校生から社会人(OBOG)まで、幅が広くなっているので、運営もこれまでとは違う工夫が必要になっていますね。


今週は、僕はセミナーがいくつか入っており、あわただしい週でした。

公開セミナーとしては、珍しく

「特許権侵害」

に関するセミナーを開催しました。


●(11月22日)技術者が「特許権侵害」を回避するために身につけておきたい3つのスキル


今後のセミナー予定は、以下で紹介しています。




さて、直近の議論を見ていて感じたことを、一つ。

「これってホントに、ニーズ有るのかな」

などと悩んでる間に、どんどん世の中が追いついてくる、ということです。


この

「スピード感」

を、よく理解しておくことです。

たぶん

「追い越され」

ます。


前職の、ナノインプリントStart-Up 時代も、そういうことがありましたが、

「まだまだかなぁ」

と思っている間に、水面下でいろいろな人が検討していて、ある時

「一気に」

表に出てきます。

「気づいたときは、すでに遅し」

ということになります。


「まず、無理だろう」

というような

「発明の理想像」

を定め、その実現可能性を検討し、課題を一つ一つ解決していく。

我らが(笑)ジェフ・ベゾスも、同じようなことを言ってます。



現在、OBの一人が取り組んでいる発明は、実は10年ほど前に一度検討したものです。

その時でも十分、実現性と商品性はありましたが、紆余曲折の末、現在に至ります。

ここ数日の調査を見ていると、いろいろな

「状況証拠」

が出てきており、熱い分野になりつつあるのは、間違いなさそうですね。


「先んじる」

ために、しっかり取り組んで下さい。

まずは、特許出願ですね。




「教えない授業」(鈴木)は、
塾生さんが取り上げていた話題についての本です。
塾生さんは、別の本を取り上げてましたが・・・、
僕はこれがよさげかなと思って読みました。
「ベゾスレター」(アンダーソン)は、
Amazon の IR から過去レターを探して読むのが面倒、
という人には良いかなということで、あげておきます。
こういう本出るだろうなと思ってましたが、やはり出ました(笑


今週は、世の中が追い付いてくる、というのを肌で感じたニュースが一つありました。




今や、調べたり、誰かに聞いたりして答えが出るような問題は、本来テストとしての意味をなしていないんだ、というのが僕の理解です。

ただ、

「多くの人から、効率よく、入学者を選抜する」

ための

「方便」

として、憶えさせたり、計算させたり、ということをやっているに過ぎないのです。


「発明して、プレゼンしてもらえばいいんですよ」
(顧客ニーズ、社会の流れ、特許性、あたりを検討してもらえれば、十分かと)

というお話をいつもしています。

センター試験の代わりに行うのは

「今は」

難しそうですが、

「先行技術調査は、AIがやってくれる時代」

ですから、いずれ可能になるはずです。


そういうことを考えると、東京女子学園のニュースは、一つの小さなニュースかもしれませんが、あとで、

「ああ、あれが最初だったのか」

ということに、なるかもしれません。世の中の反応と、テスト運営においてどんな問題が生じたか、ということについての

「情報開示」

を、楽しみにしたいと思います。



楠浦 拝




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2019年11月9日土曜日

「絶対に無理」と思われてる(言われてる)から、「やりたくなる」なんでしょうね、たぶん ~ 発明塾第513回

7日も一部の文字参加、となりました。

すでに塾生さんにはお伝え済ですが、今後は、原則として不参加もしくは文字参加、になりそうです。

塾OBOGの、適切な支援を期待します。
(可能な範囲で結構です)

もちろん、塾OBOGの相談にも乗ります。
(互助とは、そういうことですね)


ログを見て思うことが、いくつか。

「自主討議の方が、いい討議ができてますね」

というのが一つ。


参考図書の共有も活発になってます。

あと、自分たちが行った討議の振り返りも、進んでますね。

他は割愛。


「塾長の仕事は、塾長を不要にすること」

だと思ってます。


「チップに組み込め」は、塾生さんの推薦です。
ICの発明物語です。
発明塾でクアルコムビデオを見た人は、感慨深いかもしれません。
「いかにして問題を解くか」は、特許情報フェアの
イーパテントさんのブースで「本を語る会」を開催した際、
紹介した本です。後日、動画がUPされる予定です。



さて、今週は、うれしいお知らせが、いくつか。

企業様内で行ったエッジセミナーで

「楠浦さんのお話を聞いて、うちの会社は、ちょっとぬるいんだな―と感じましたけど、まずそこで頑張れば、あっという間に頂点に立てそうなので、まずここで頑張ります」

というご感想。

色々うれしい。


「楠浦さんのお話を聞いて、転職しようと思ってます」

というお話ではなく、

「まず、この会社を乗っ取ってやりますよー」

とのことです。

これは、僕の後輩も、似たようなこと言ってました。


もう一つ、取りあげておきます。

それは

「こんなの、絶対特許になるはずがない」

と、専門家が豪語した発明(特許出願)が、特許になることがわかりました。


「過去の経験に頼る」

専門家は、あてにならない。

これは、楠浦が何度も経験したことです。





出来ないって言われると、なぜかやりたくなる。

そんなもんじゃ、ないでしょうか。

たぶん僕は、生粋の技術屋なんでしょうね。


不可能と言われた開発は、だいたい可能でしたし、僕が不可能と思った開発も、他社がやっています。ナノインプリントでいうと

「ロール式金型」

の技術は、僕もJSTの補助金を申請して、前職でトライしようとしました。

でも、補助金が通らず、他に資金のあてがなかったので断念しました。
(まぁ、それは、本気ではなかった、ということでしょう)


その後、シャープさんとその協力企業さんが、取り組んでいます。
(かなり完成度が高い技術になっていると、推測しています)


まぁ、そういうものです。

なので、

「絶対できない」

とか言われたら、やってみようか、となるのが正しい選択だと思います。

僕もたまにいうときあるんですが、そう言ったらやるかなー、という想いもあります(笑

僕に言われたぐらいでやめるんじゃ、その先を考えると、どうしようもないですしね。



楠浦 拝



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2019年11月3日日曜日

「インサイド・アウト」(主観から客観へ) ~ 思いつきを「企画」「構想」へ/発明塾第511回/第512回

開催記録を残すことが、最大の目的ですので、書いておきます。


10月24日と31日は、いずれも不参加となりました。

企業内での開催、つまり

企業内発明塾

が増えてくると、平日は移動が多く時間が取りづらくなるので、やむを得ません。


自身が考えていること、見つけた情報などを、常に、発明塾のスペースに書き込むことを徹底し、作業を進めるしかありませんね。

僕はそうしていますよね、皆さんはどうでしょうか?

僕がやっていることを、皆さんがやらずに、僕以上の成果が出る理由があるでしょうか。


さて、先日 note へ記入した内容を、こちらでも共有しておきます。

「インサイド・アウト」(主観から客観へ) ~ 思いつきを「企画」「構想」へ


必須図書の一つ、

「7つの習慣」

の話です。


「7つの習慣」(S.R.コビー)
古本で1円です。


先日のメルマガでは

「挑戦」

の話もしました。

楠浦が教えるべきことは、

「e発明塾」

含め、ほぼ出尽くしているので

「語録」



語録検索

をうまく利用して、自身のペースで進めて下さい。


が、一番大切なのは

「目標設定」(何をゴールにするのか)

だと思います。

それが決まっていないと、そもそも、どう進めればよいかは決まりません。

「行き先が決まってないのに、とりあえず車に乗る(タクシーを呼ぶ)」

みたいな話になります。


あまり話しませんが、例えば楠浦は、

「中小企業診断士」

の試験にすべて合格していますが、資格は持っていません。

塾OBでも、(学生時代に)弁理士試験に合格して、登録しなかったという人がいます。

二人とも、身につけておきたい知識があったので、ツールの一つとして、テストを利用した、ということになります。


手段と目的の話ですね。

これを取り違えたり、そもそも決めずになんとなく・・・ということが起こりがちですので、注意してくださいね。


楠浦 拝



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