今回も、持ち込まれた発明提案書をベースに討議を行いました。
締め切りまであと数日、是非間に合わせましょう。
討議でポイントの一つになったのは、
「自身の発明の本質は何か」
という点でしょうか。
「Milestone」
とは、そういうことだと思います。
(何を証明することが、重要であるか)
もう一つポイントを挙げるとすると、
「Technical Gap」
になりますが、これは、先読みの話です。
「いつ頃、自身が予測した未来が来るか、そのためのインフラが整うか」
が、先読み発明の肝になるからです。
この、予測した未来が、どんどん早めに訪れるようになるのが、今の時代の特徴だと考えています。シンギュラリティーが近づいているからだ、とする人もいます。少なくとも、様々な技術が
「加速度的に進歩している時代」
であることは、間違いないように感じます。
● 「Born Mobile」から「Born AI」へ~モバイルからIoT/AIへ
Qualcomm の CEO ポール・ジェイコブズ が、数年前のCESで
「We're Born Mobile」
というキャッチフレーズを使っていました。
いまからだと
「Born AI」
という感じになるのかな、と思っています。
あるいは、
「モバイル生まれのAI育ち」
という層が、人も企業(Start-Up)も、増えてくるのかなと。
発明塾(学生版)、あるいは、企業内発明塾での討議では、関連するところとして、
「画像」(VR含む)
「ブロックチェーン」
「ウエアラブル」
などのトピックを取り上げることが増えています。
また、
「いつでもどこでも(場所を問わず)、誰でもXXできるようになる」
のような文脈で、上記のようなトピックを取り上げることが増えています。
以前であれば、
「ユビキタス」
と呼んでいたのでしょうか。
(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
Amazonのプログラムを利用して画像を引用することにしました。
今回は「年末に読む」シリーズです。
もうギターを持つことは無いのですが、
音楽の経験は、発明に活かされているので、
その謎を解くために、読みます。
● 21世紀の学習法~エッジから始める
前回も取り上げましたが、これだけいろいろな技術が加速度的に発展し、また、新たな分野が次々生まれるようになると、
「学び方」(学習法、熟達法)
も、変わらざるを得ない気がしています。
働き方も変えないと、学ぶ時間も取れない、というようなことも議論されているようですが、そもそも旧来の学び方では間に合わない気がしています。
20年ぐらい前の僕は、
「どこかのタイミングで、ビジネススクールでも行くか」
と思っていました。しかし、どこかに行って誰かに何か教えてもらうのでは、もはや間に合わない、と感じています。
別に独学をすすめているわけではありません。
「誰かと共に学ぶ」
は、依然として有効だと思います。
重要なことは、
「結果を出し続けながら学ぶ」
「いきなり最先端から学ぶ」
ことではないかなと、考えています。
(発明塾で言う、「エッジ情報から入る」です)
今後は、大学での学びも、変わってくる気がしています。基礎的なことは、eラーニングで自ら学び、大学では
「最先端について、創造・討議しながら、学び、結果を出していく」
ような形になるのではないかなと、予想しています。
僕の京都大学での講義も、いずれは
「まず、エドワード・ライフサイエンスの、TAVI(カテーテルを用いた心臓弁置換)における最新の取り組みを見てみましょう」
から始まり、
「カテーテル」
「金属ワイヤーの疲労、残留応力」
「放射線医学」
「ロボット」
「流体力学(血液の流れ)」
「幾何学(折り紙/ステントやバルブを、細長く折りたたむ)」
などについて、順次学んでいきながら、
「新しいカテーテル手術」
についてアイデアを出していくようなものに、なっていく気がします。
そういう講義を先取りしてやりたい、という大学関係者の方がおられましたら、ぜひ、弊社宛お問い合わせください。
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次回は年明けの予定です、良いお年を。
楠浦 拝
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