「発明塾®」へようこそ!: 4月 2019

2019年4月26日金曜日

医療問題/SDGsに取り組む ~ 発明塾第481回/発明塾第482回

今週は、臨時開催含め、2回開催しました。
といっても、楠浦はいずれも出席できませんでしたが、、、。

ログを見る限り、結構盛り上がったようですね。
良かったです。


発明塾は、自主と互助を前提にしています。

互いに個性を活かし合う活動を、引き続きお願いします。



●低侵襲手術と手術支援ロボット

川崎さんの研究テーマ探索を兼ね、関連しそうな仕事や研究を経験しているOBを交えた情報交換会として企画しました。

討議で取りあげていたエッジ企業(*)の一つに

「Auris Health」https://www.aurishealth.com/

がありました。
(* エッジ企業 は弊社の登録商標です)


以前、メルマガ(e発明塾通信)でも取りあげました。

e発明塾通信(旧:発明塾講義)


カテーテル術により、患者の負担を劇的に減らすことができます。

しかし

「医師の被爆」

という問題が残っていました。


ここに

「ロボット」

を持ち込んだのが、Aurisです。

J&Jに買収されましたが、今後の動向が非常に気になります。


 
「京大的アホがなぜ必要か」(酒井)
・・・アホが必要なんですよね、いろいろ考えると。
発想法の本として、示唆に富んだ本と思います。
僕が実践しているエッジ情報探索法と、同じことをおっしゃってます。
エッジ情報は、ひょっとしたら、京大的な手法なのかもしれません。
「学問の創造」(福井)
今、自分が手がけている分野と、全く「逆」の分野を勉強しろ、
とあります。「逆」って、なんでしょね。




●「SDGs」課題に取り組む ~ 特に「貧困」

今月から参加してくれている、愛知県の高校生塾生さんの持ち込みです。

「Youth Citizen Entrepreneurship Competition」

に応募するとのことです。

既にエッジ情報はある程度見つかっています。

エッジ情報をヒントに

「課題」

を絞り込んでいきながら、アイデアを出していきましょう。


GWも、通常どおり開催します。

皆さんよろしく。



楠浦 拝




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(楠浦からのレターが、無料で週に1‐3回届く、とお考え下さい)

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2019年4月25日木曜日

発明塾「メール講座」のご案内 ~ 発明塾にご関心をお持ちの方へ

発明塾、および、発明塾で指導している内容について知りたい、という方にお役に立つであろう、各種の

「メール講座」


を、以下に紹介させていただきます。


ご活用下さい。



● e発明塾通信(旧:発明塾講義)
 https://www.techno-producer.com/column/newsletter/

 現在は、原則として週3回、様々な分野のエッジ情報、および、その探し方や、発明塾で日々指導している発明創出の技法などについて取りあげています。
(リンクをクリックすると、TechnoProducer株式会社のHPへ移動します)


● 7日間メール講座【1日15分の”発明塾”】「新しいコトを興す」ための情報探索術
 https://www.techno-producer.com/column/7day-mail-lesson-idea/

 エッジ情報探索が、従来の情報収集と何が違うか、端的に説明したメール講座です。
(リンクをクリックすると、TechnoProducer株式会社のHPへ移動します)


● 7日間メール講座【発明塾式 ”企画術”】
 新事業・新製品・新規研究テーマを「初めて」考える技術者が知っておきたいこと
 https://www.techno-producer.com/column/7day-mail-lesson-planning/

 発明塾や企業内発明塾で、特に「新事業・新製品・新規研究」のテーマを企画立案していただく際に、指導している内容の一部を取りあげています。
(リンクをクリックすると、TechnoProducer株式会社のHPへ移動します)


● 7日間メール講座【発明塾式 ”技術マーケティング”】

 特許情報を用いた技術マーケティング ”Q&A”
 https://www.techno-producer.com/column/detail_760/

 特許情報を用いた技術マーケティングについて、よくいただくご質問を取りあげています。
(リンクをクリックすると、TechnoProducer株式会社のHPへ移動します)


●8日間メール講座【発明塾】エジソンに学ぶ 発明と特許

 https://edison-univ.blogspot.com/p/8.html

 発明と特許、知財について、発明塾でよくお話しているエピソードを取りあげています。


エジソンの「白熱電球」関連特許より
US223898A


発明塾に参加したい、という学生さんは、事前に目を通しておいていただいても良いと思います。もちろん、必須ではありません。実際に成果を創出しながら」

でないと、何も身につきませんし。


楠浦 拝



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2019年4月18日木曜日

知財はどの程度企業価値を向上させるか?/発明提案書の書き方(続き)~発明塾第479回/発明塾第480回

今週は2回の開催となりました。


●知財と企業価値 ~ 知財は、どの程度企業価値向上に寄与するか

1回目は、OBの橋本さんの持ち込みで

「知財が、どの程度企業価値を向上させるか」

について、米IoT系スタートアップのデータを元に、調査を議論を行いました。

これはもともと、橋本さんが関心を持って独自に調べておられたことですが、僕も非常に関心がある内容であるため、

「発明塾で議論しましょう」

となったものです。

ここで企業価値は、時価総額としています。

スタートアップ系企業を対象とし、M&A価格、あるいは、IPO時の株価から算出することにしています。

前職のナノテクスタートアップ時代、僕は、毎週アイデア創出会議をおこない、少なくとも毎月一件、武器になる特許を出願することにしていました。投資家から、

「特許大丈夫ですよね」

と度々確認されていたこともありますし、そもそも、海外の競合企業がかなり手強い特許を次々に出してきていたので、

「交渉力」(相対的知財力の確保)

確保のためにも、積極的に出願しよう、という方針にしていました。

知財戦略に明るくない人のために簡単に説明すると、競合の特許を完全に回避することは不可能であるため、こちらとしても、相手が侵害する可能性がある特許を持とう、ということです。


ちなみに、

「交渉力」(相対的知財力の確保)

の話は、以下講座で詳細に取り上げているので、わからない人は各自で受講し疑問点を解消しておいてください。

(知財戦略(1))

この講座を受ければ、キヤノンやクアルコムの知財戦略について、きちんと理解できるようになります。
(キヤノンの特許、および、知財戦略について、事例として取り上げています)


適切な特許の取得が、企業価値を向上させることは間違いないと考えています。それがどの程度か、について、今後も分析を行っていきます。

知財戦略の巧拙についても、新たな事例が得られるかもしれません。


「特許価値戦略」(呉 秉錫)わけあって、今、読んでます。
今回の橋本さんテーマは、一つ一つの特許の価値は評価しません。
ですが、背後には、一つ一つの特許がどのようなものか
という視点があることも、忘れないでください。




●発明提案書の書き方(続き)

今回も

「課題の書き方」

を中心に、説明と討議を行いました。

該当する内容を扱った講座は、以下になります。

(発明提案書のための発明の把握法~日々の研究成果/実験結果を「良い権利」に!)


発明提案書を書く際、考えるべきことは

「課題ー解決手段ー効果」

のつながり、言い換えると

「論理づけ」

です。

この論理づけを適切に行えれば、

「特許を取得できる可能性は、飛躍的に高まる」

と、僕は、日米への数百件の出願と、その中間処理を通じ、感じています。


先行技術との比較から、解決手段を決め、それが解決している課題を定める。

その論理付けに

「効果」

が出てくる。このような、

「特許になる発明提案の流れ」

を知らずして、

「発明を、良い特許にすること」

は不可能です。


今回は、そこまで求められていませんが、自身のアイデアの競争優位がどこにあるかを確認する意味でも、この作業は重要です。

発明提案書を書きながら、発明の本質を見極め、発明を仕上げていく。

そんなイメージで、お願いします。


楠浦 拝




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2019年4月5日金曜日

「特許になる発明」は「どの部分」か?~発明提案書を書き上げるまでが、発明(発明塾第478回)

今回は、既に発明としてはある程度完成しているものについて

「発明提案書の書き方」

を念頭に、

「発明を捉え直す」

ことを行いました。


実は、この工程で

「発明が大きく進化する」

ことが、よくあります。

ですので、発明塾では

「発明提案書を書き上げるまでが、発明」

だと、いうことにしています。


正確に言うと

「特許になる発明」

が完成するのは

「発明提案書を書きあげた時点」

だと、いうことになるでしょう。


これは、ずいぶん前に既に教材化しており

「発明提案書のための発明の把握法」

で、

「いつでも」
「誰でも」
「何度でも」

学んでいただけます。

珍しく、発明塾の教材の紹介です。
これまであまり紹介をしてこなかったのですが
「発明塾の指導内容を学ぶには、発明塾に入らないといけないんですか」
という問い合わせが増えてきたため、今後は
ある程度ご紹介するようにします。
発明塾に入って頂く必要はありません。
指導内容のうち、基礎的なものは、すべてe-learning講座
受講いただくことができます。
その方が、時間的にも、費用的にも(これ同じこと言ってますね)
ずっと安く済みます。


今回指導した内容は、上記講座の基礎の基礎

「先行技術との、差分はなにか(構成要素の違い)」


「それにより、新たに解決されている(はずの)課題はなにか」

です。

これを、

「厳密に」

把握し、それにもとづいて、新たに発明を表現し直すことが

「特許になる発明」

を作り上げる、重要なポイントの一つです。


これを知らずに、発明を

「弁理士の方」

へ持ち込んでも、

「的はずれな権利が出来上がる」


「話が噛み合うまでに、結構な時間を要する」

か、いずれか、あるいは、そのいずれも(時間がかかったが、大した権利が取れない)になる可能性が高くなります。


起業する人は、費用はもちろん

「すばやく、強い権利を、確実に取る」

という観点からも、絶対にマスターして欲しい方法です。

発明塾でも、起業する人が増えてきたため、改めて書いておきます。


また、これを知っていれば、結果として

「重要な特許を読み解く」

ことが、非常に簡単になります。


特許は、技術情報でもありますが、論文とは全く異なるものです。

なぜなら

「権利情報でもある」

からです。

「いい権利が取れるよう、表現を大幅に変えている」

可能性が高いからです。

重要な特許は、特にそうです。

したがって

「特許の書き方を知らないのは、読み方を知らないこと」

になります。


僕はよく、読み方わからない、という人に

「書き方」(特許になる発明の表現法)

を教えます。

要するに、上記講座のエッセンスです。


ですので、上記講座は

「読み方」

の基礎でもあります。

「特許の読み方、よくわかんねーわ」

という人は、受講をおすすめします。


今日は宣伝みたいになってしまった。

でも、発明塾レベルの内容をマスターしたい方には、非常に重要な情報なので、ご容赦ください。発明塾には来れないけど、発明塾レベルの活動をしたい人は、ぜひご活用ください。

スタートアップ系の方、は、その対象だと思いますが、企業で新規事業に携わってる方や、発明家になりたいという方にも、おすすめです。



楠浦 拝





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