発明塾設立にいたるまでの経緯、および、これまでの歩みについて、簡潔に記載しておきます。
発明塾は、参加費無料です。
それは、これまで、皆さんの発明によって運営されてきたからです。
また、皆さんが「自分で学費(大学の)を稼げる程度に発明を創出する」ことを、各自の目標とします。
「もっと創造的になりたい」という学生さんは、是非。
これまでに、延べ150名以上の学生さんが、様々な分野の発明に取り組んでくれました。最近では、起業するOBもおり、頼もしい限りです。
以下に、卒業生へのメッセージをまとめました。
「発明塾」の本質や、塾長である楠浦の考え方が端的に示されていると思います。
本ページの内容とあわせ参考にしてください。
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【設立に至るまで】
設立までの、様々なことを振り返っておきます。
● 大学時代、大手コンサルティング「マッキンゼー」のアイデアコンテストとの出会い
僕がこの塾を発足させたきっかけは、大学時代に、大手コンサルティング会社「マッキンゼー」が公募していた、マーケティングプランコンテストに遡ります。
たしか「都内にあるフィットネスクラブが、プールの開設を考えているが、それに際してマーケティングの戦略を考えよ」というようなバクとしたテーマだったと記憶しています。
当時大学2回生の私は、「さて何から考えたらいいのか」と、「どういう人がこれに応募するのかなぁ」と、今から思えば笑ってしまうような感想を持ったのを覚えています。
社会に出てからも、「ふとした時」に思い出し、「ああいう問題をスラスラと解けるようになるにはどうすればよいのか」を、常々考えていました。色々と経験を積む中で、「モノの考え方」には一定の技法があり、それを身につければ、年齢経験を問わず、ある程度の答えが導き出せることを知りました。
● 高校時代に学び、また、大学時代に高校生に伝え続けたこと
もうひとつは、私が高校(大学)時代にお世話になった、「甲斐塾」の存在です。
特に数学の授業。
一つの問題に対して、塾生が実に様々な角度からの解法を、「前に立って」披露し、その独創性や解法の「美しさ」を競い合い、また「教えあう」。
授業が毎回感動で終わる、夢のような授業。
問題が解けた時の感動を、もう一度皆で味わえないかな、そう思ったのがこの「発明塾」開催のきっかけです。
発明塾は、私なりのこういう「場」のありかたに対する考えに基づいて運営します。
といっても、さほど難しいことではありません。
一つお願いしたいことは、塾は、お互いに教え、鍛えあう場なので、積極的に塾生同士でも交流してください。で、ぜひ「よきライバル」を見つけてください。
それは一生の宝になるでしょう。
それも、私が「甲斐塾」から得たものです。
良きライバルの存在は、人間を成長させます。
一生「あいつには負けられんな」そう思える相手を得る事ができるか、それが、大学卒業後の人生を左右する、といっても過言ではないでしょう。
発明塾では、
「よい仲間と、よい議論」
という言葉で、表現しています。
● 「DeepSprings College」との出会い
「よい仲間と、よい議論」
は、発明塾が日々目指すことを、端的に表現した言葉です。
もう一つは、
「自らの手で自らの運命を切り開く」
ことです。そのために、発明により得た資金で運営することを、一つの方針としています。
これは、僕が2004年頃からベンチマークしている「DeepSprings College」がモデルになっています。
【いよいよ設立】
楠浦が行っていた「発明」の一部について、大学生にも取り組んでもらい、学びながら世界と競い、結果を出す機会にしてもらおうという趣旨で、始まりました。
設立から数年間は、東京と京都で、別々に開催していました。
● 2010年3月に@東京第一回を開催
知的財産系の勉強会に参加してくれていた学生さん数名が中心になり、まず、始まりました。
@東京では、当初、社会人も数名参加していました。
● 2010年7月23日に@京都第一回を開催
京都大学での講義に参加してくれていた学生さんや、後述の理学部の学生さんが中心となり、始まりました。
設立に関わってくれた学生との約束、および
「基礎科学の発展なしに、産業の発展はない」
との考えにより、@京都の収益の一部を「京都大学理学部」に寄付することにしました。
同時に、京都大学を、「名実ともに」世界一の大学かつ創造的人材のメッカ、にすることを目指し、始まりました。
【その後の歩み】
創出した成果(発明)については、守秘義務、および、情報管理の関係があるため、発表できることに限りがあります。
なぜなら、創出した発明の多くは「企業や、投資ファンドの方々に、買い取っていただいている」ことが多いからです。
ここでは、運営上の大きな出来事として、「完全遠隔(オンライン)への移行」「サマースクールの開催」「OBの起業」の3つを挙げておきます。
● 「完全遠隔(オンライン)」への移行
もともと、遠隔参加は許可していましたが、皆さんがより忙しくなる中、
「集まる時間を有効に活用する」
という、発明塾の
「原理原則」
の一つに従い、完全遠隔運営に踏み切りました。
● 「サマースクール」の開催
もともと、
「3か月に1件は、結果を出そう」
というルールにしていました。
1年を、3‐4つに分け発明に取り組んでもらうことを、さらに意識付けし、同時に、世界中の学生に参加してもらい、競い合う場になればという想いから、
「サマースクール」
を開催することにしました。
第一回は、世界中の大学にいる日本人留学生の方々が、積極的に応募してくれました。
遠隔運営の強みについても、理解が深まるよいきっかけになりました。
● OBの起業
東京、京都、それぞれのOBが、自らのアイデアと能力を世に問うべく、奮闘しています。これも、情報管理の問題があるため、委細は割愛します。入塾後、OBOGとの日々の交流の中で、いろいろなことを知っていただけると思います。
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今後も、必要な情報を追加していきます。
楠浦 拝
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