本を語る会の内容は、note の方にも書こうと思っておりますが、取り急ぎ、塾生さんへの報告を兼ねた記事として、ここに、この2週間ぐらいの情報を羅列しておきます。
(本 Blog は、基本的に、企業内発明塾を含む、塾生 および 塾OBOG を対象にしています)
塾の開催報告としては、11月28日、12月1日、12月5日分に該当します。
今月から、週2回開催になっています。
といっても、既に楠浦は討議にオンタイムでは参加していませんので、討議記録を見てのコメント、および、現時点で僕が考えていることの羅列になります。
● 発明塾での討議の進め方について
①3か月でアウトプットする
討議でも出たかと思いますが、3か月という期間で必ずアウトプットすること、これにコミットしてください。理由はたびたび話していますので、ここでは触れません。
「原理原則」
を
「自分で」
守ってください、というだけの話です。僕自身、子供のころから
「勉強しろ」
とか
「締切を守れ」
と言われたことがないため、何かを
「言われないといけない(やらない)」
という状況が、よくわかってません。
(だったら、最初からやんなきゃいいよね、と思ってしまう)
②「問い」を意識する
これも、繰り返しですが、備忘録として書いておきます。塾生さんは、僕が常用している問い、特によく使うと思われる100程度について、いつでも見れるようにしています。
● 発明は「証明問題」/課題をどう見つけるか/発明に「工学的」に取り組む
特許情報フェア2019の
「本を語る会」
の動画を、eパテントの野崎さんにアップいただきました。
2019年11月7日@特許情報フェア(16:00-)
詳しくは、動画を見ていただくとして、要点を箇条書きにしておきます。
✓ 重要なのは「発見的推論」
✓ 発明は「証明問題」であり、答え探しにハマらないことが大事
(仮説を立てて証明に取り組む、正しい答えがどこかにある、誰かが答えを知っているという意識を捨てる)
✓ 「課題」はいくらでもある、気づいてないだけ
✓ 「感性」「意識」「ひらめき」の問題にせず、「有限時間」で必ず答えが出る「工学的問題」として、発明に取り組む
✓ 「死角」をついていない仮説は、価値はゼロ
✓ その仮説が「死角」に入っている理由が、説明できるか?
✓ 「ハイリスク・ハイリターン」を狙わないアプローチは、「ローリターン」になる、つまり、「中途半端」な結論になってしまうことを理解する
(それでもローリターンを狙うことは、あり得るし、否定はしない)
✓ ハイリスク・ハイリターンなアプローチを「早く」回していくことで、リスクを下げる
(ピボット、行きがけの駄賃、アイデアを育てる、の話)
言いたかったけど言えなかったことも多数あります、時間が限られてますからね。
また、こういう機会があれば、お話していきます。
楠浦 拝
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(楠浦からのレターが、無料で週に1‐3回届く、とお考え下さい)