「発明塾®」へようこそ!: (動画あり)発明は「証明問題」~「答え探し」のワナにハマるな!(第516回/第517回/第518回/本を語る会@特許情報フェア2019)

2019年12月7日土曜日

(動画あり)発明は「証明問題」~「答え探し」のワナにハマるな!(第516回/第517回/第518回/本を語る会@特許情報フェア2019)

本を語る会の内容は、note の方にも書こうと思っておりますが、取り急ぎ、塾生さんへの報告を兼ねた記事として、ここに、この2週間ぐらいの情報を羅列しておきます。
(本 Blog は、基本的に、企業内発明塾を含む、塾生 および 塾OBOG を対象にしています)

塾の開催報告としては、11月28日、12月1日、12月5日分に該当します。 今月から、週2回開催になっています。

といっても、既に楠浦は討議にオンタイムでは参加していませんので、討議記録を見てのコメント、および、現時点で僕が考えていることの羅列になります。


● 発明塾での討議の進め方について

①3か月でアウトプットする
討議でも出たかと思いますが、3か月という期間で必ずアウトプットすること、これにコミットしてください。理由はたびたび話していますので、ここでは触れません。

「原理原則」


「自分で」

守ってください、というだけの話です。僕自身、子供のころから

「勉強しろ」

とか

「締切を守れ」

と言われたことがないため、何かを

「言われないといけない(やらない)」

という状況が、よくわかってません。
(だったら、最初からやんなきゃいいよね、と思ってしまう)

②「問い」を意識する
これも、繰り返しですが、備忘録として書いておきます。塾生さんは、僕が常用している問い、特によく使うと思われる100程度について、いつでも見れるようにしています。

これを駆使してください。

「いかにして問題を解くか」(ポリヤ)
発明を工学的に扱う上で、とても参考になります。
発明塾必須図書です。


● 発明は「証明問題」/課題をどう見つけるか/発明に「工学的」に取り組む

特許情報フェア2019の

「本を語る会」

の動画を、eパテントの野崎さんにアップいただきました。


2019年11月7日@特許情報フェア(16:00-)


詳しくは、動画を見ていただくとして、要点を箇条書きにしておきます。

✓ 重要なのは「発見的推論

✓ 発明は「証明問題」であり、答え探しにハマらないことが大事
 (仮説を立てて証明に取り組む、正しい答えがどこかにある、誰かが答えを知っているという意識を捨てる

✓ 「課題」はいくらでもある、気づいてないだけ

✓ 「感性」「意識」「ひらめき」の問題にせず、「有限時間」で必ず答えが出る「工学的問題」として、発明に取り組む

「死角」をついていない仮説は、価値はゼロ

✓ その仮説が「死角」に入っている理由が、説明できるか? 

「ハイリスク・ハイリターン」を狙わないアプローチは、「ローリターン」になる、つまり、「中途半端」な結論になってしまうことを理解する
 (それでもローリターンを狙うことは、あり得るし、否定はしない)

✓ ハイリスク・ハイリターンなアプローチを「早く」回していくことで、リスクを下げる
 (ピボット、行きがけの駄賃、アイデアを育てる、の話)


言いたかったけど言えなかったことも多数あります、時間が限られてますからね。

また、こういう機会があれば、お話していきます。


楠浦 拝



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