「発明塾®」へようこそ!: 7月 2012

2012年7月31日火曜日

報告~「発明で学費が払えるようになった」こと。

一つ、マイルスト-ンになる報告事項があります。

僕は以前から塾生に、「発明で(大学の)学費が払えるようになることを目指せ」と、話しています。

今回、第一号の学生が出ました。発明塾設立から2年、早いか遅いかわかりませんが、これに続いて、塾生がどんどん「自分の発明で学費を稼ぐ」ようになって欲しいと思います。よく頑張っていると思います、必ず成果は出ると信じます。

ご支援いただきました皆様にも、篤く御礼申し上げます。今後も変わらぬご支援を、お願いいたします。

では。

2012年7月28日土曜日

「先端科学技術とビジネス」@立命館大学MOT大学院 を終えて

・「先端科学技術とビジネス」@立命館大学MOT大学院とは
http://edison-univ.blogspot.jp/2012/06/blog-post.html

全8回(1回は3時間)の日程を、無事終了しました。ご多忙の中ご協力頂きました、企業の第一線で「新規事業開発」「事業戦略立案」「マーケティング(営業開発)」に取り組んでおられる皆様に、篤く御礼申し上げます。

最終回は、実は僕の友人(京都大学工学部土木工学科卒)に講演をお願いし、討議を行いました。討議の進め方には「発明塾的思考回路」を、部分的に取り入れて進めました。今回確認したかったことは2つあります。

①「発明塾的思考回路」は、技術的発明だけでなく、事業戦略立案、ビジネスモデルの創造にも適用可能であるか」
②「発明塾的思考回路を事前に教えずに、その思考回路に沿って議論をすすめることは可能か」

実は①は、ここ数回にわたり発明塾本体でもトライし、また、インターンを行なってくれた塾生(ほんとにありがとう)とも討議していたことなので、その確認という事でした。結果はもちろんOKで、僕が導き出した漠然とした制約条件から、収束的に議論をすすめることが出来ました。事後課題レポートとして、自分なりの結論を出すように指示していますが、発明塾で言うと「SR書いてこい」ということになります(簡易SRレベルですが)。

②については、巧妙なファシリテーションがあれば可能、という感触でした。あとは参加者の「素直さ」も必要と感じました。ちなみに今回の講義には塾生は一名も参加していませんので、完全にだれも「発明塾的思考回路」を知らずに、議論に参加しています。知らず知らずのうちに身につけることが出来れば、より多くの学生に広めることができると、思っています(たとえば小学生でも)。

日頃から、創造的な議論に参加してくれている発明塾生、今回立命館大学MOT大学院で、私の講義を受講してくれた学生の皆さん、改めて感謝します。ありがとう!

では。


2012年7月26日木曜日

発明塾京都第94回開催報告

第94回も無事終了しました。


今回は久々に、ど頭からのブレストを行いました。メンバーのタイプから、若干早めに収束気味のブレストでしたが、結果としては非常に面白い発明が出ました。発明(というか、創造的問題解決)のパターンが見えてきたというのが、出席した塾生の一致した感想でした。僕もそう思います。これまでに、あちこちで(五月雨に)言われてきた手法が、発明塾として統合されてきました。


当面、新しいテーマでのブレストを継続します。また、結果を出すために、合宿も行います。


では、次回もよろしく。

2012年7月19日木曜日

発明塾京都第93回開催報告

第93回はゲストを迎えての会となりました。


今後も、適宜様々なゲストの方にお越しいただき、交流を深めていきたいと思っています。


期末試験、大学院入試を控えている人は、学業に集中してください。発明塾は「大学では飽き足りない」学生のための場ですので。


では。

2012年度「起業と事業創造」を終えて

今年の「起業と事業創造」の講義も無事終了しました。最終回とのことでしたが、わりと多くの学生が聴講してくれていたように思います。


今年は、昨年とは異なり「知財とはなんぞや」という、そもそも論を先に理解してもらい、クアルコムの事例について考える、という形式にしました。


いつも言うことですが、世の中の問題解決(や解釈)に唯一解はありません。原理原則に従って徹底的に考える、ことで、幾つかの解(仮説)を割り出し、選択していくしかありません。


クアルコムの知財戦略、という非常にシンプルなトピックで、それを体感してもらえればよかったかなと思っています。


では、また来年。

2012年7月12日木曜日

発明塾京都第92回開催報告

第92回も無事終了しました。


講義では、「進歩性」の復習をやりました。これまでも、各自の発明をベースに進歩性を討議し、あるいは、佐田先生の論文をベースに勉強をしたり、と繰り返し取り組んでいるテーマです。


今回は、「非常に簡単な例題(発明)」を基に、その進歩性について「考え」ました。非常に簡単な例で、本質を考えること。できれば、本質がわかる「例題を作ってみる」こと。この二つは、何かを学ぶときに、僕がいつも心がけていることです。問題が作れるようになれば完璧、そう思っています。


大学院生にとっては、(自分の?)研究テーマを見直すという視点でも、意味があったようです。


では、次回も宜しく。

2012年7月5日木曜日

発明塾京都第91回開催報告

第91回も無事終了しました。

冒頭で、発想法に関する整理の後、各自の討議に移りました。先行技術の把握、に当面力を入れます。ここが出来ないと、特許情報を活用できないからです。幸いにも、塾生さんは皆「非常に(意味のある)面白い特許」を見つけることができているので、それをしっかり理解する(発明の本質把握)ことが、次のステップです。

ポイントは、課題解決と上位概念です。

自分のアイデアがある人は、「アイデア」「先行技術」それぞれについて行い、それを比較することで本質が見えます。

次回もよろしく。