「発明塾®」へようこそ!: 3月 2019

2019年3月22日金曜日

「通らなくても、自力でやりたい」アイデアが出ればOK ~ 発明塾第474回、第476回、第477回(投資部第53回)報告

なんだかんだと立て込んでいるうちに、報告が遅れていました。

3月7日、14日、21日の報告を簡潔に。


● 発明の部 ~ Li電池の高出力化

発明の部は、上記のお題を念頭に、技術課題を探索してきました。

特に、ポイントを

「セパレータ」

に絞って、ここ数ヶ月は調査とアイデア出しを行ってきました。
(過去Blog参照)

ある程度結論は出たようですので、今後は、締切に向け、発明提案書に落とし込んでいきましょう。


僕は、企業内発明塾ではいつも言っていますが、

「自分がやりたいこと」

を、提案すればよいのです。

「これだったら通りそう」

とか、考えないほうがよいでしょう。


発明塾(学生版)でも同じです。

「通らなかったら、自力でやりたい」

と思えるような発明を提案すれば良いと思います。
(やるかどうかは別にして、それぐらい良いアイデアを考えて提案する)


実際、現在のスキームは、そうなっています。
(発明が通れば、企業から予算を出してもらい、自身で開発を行うことも可能)

ですので、何にせよ

「その分野で、自分なら、こういうことがやりたい」

というアイデアを提案するのが、もっとも合理的です。
(もちろん、腕試しに、通るアイデアを考えてみることも、決して悪いことではありません)


新しいテーマも出ていますので、興味が持てそうなテーマを、各自選び、良いアイデアを出してくださいね。



楠浦 拝



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2019年3月10日日曜日

「AI特許」の通し方/強い特許の作り方 ~ 発明塾第475回(投資部第52回)報告

3月9日の例会(これはOBOG会を兼ねるので投資部枠)の報告を簡潔に。


● 3月例会 ~ AI特許の審査基準、CES2019参加報告(湯浅さん)

3月の例会では、

・AI特許の審査基準についての討議
・CES2019参加報告

を行いました。

「AI特許の審査基準についての討議」

は、以下事例集をベースに行いました。

(AI関連技術に関する特許審査事例について)
https://www.jpo.go.jp/system/laws/rule/guideline/patent/ai_jirei.html


IT系スタートアップの関係者はもちろんですが、新規事業や新製品などで

「AI」

を使うことは急増していると思いますので

「新規事業担当」
「企画担当」

の方も、上記事例の内容について、ぜひ知っておいていただきたいですね。


知識不足で、出願の際に

弁理士の方と、話が通じない

というのは、最悪です。

自分の意図した権利が取れない可能性というか

危険性

が極めて高くなります。




まず、どんな特許が権利化されているか知りたい、という方は
「AI/IoT特許入門~AI/IoT発明の発掘と権利化の勘所」(河野)
みたいな本も、役に立つでしょう




「弁理士の方に、いろいろ教えてもらって・・・」

と考えている方もおられると思いますが、相手もそんな暇ではありませんし(良い弁理士は忙しい)、限度があります。

基本的な考え方ができていないと、弁理士の方も、いろいろアドバイスしようにも、できません


また、僕も経験ありますが、ホントはもっと良い権利が取れそうでも

「こういう権利が取りたい」

と強く主張しないと、多くの弁理士(特許事務所)の方は

「伝えられた発明の内容が、権利化できれば良い」
権利化するには、どうすればよいか

「伝えられた発明が権利化できるかどうか、判断すれば良い」
権利化できる範囲は、どこか

と考えてしまいがちです。

発明ありき

で、考えるわけです。


「もう一度発明を考え直すことも含め、事業に必要な権利を取る
(発明塾では、知財的再発明、と呼んでいます、詳細は、e発明塾 強い特許の作り方 参照ください)

という姿勢は、発明を持ち込む側(あなた自身)が持っていなければ、誰も持ちません。

これを

「事業ありき」
「権利ありき」
「知財戦略ありき」

の考え方、と僕は呼んでいます。


CES2019については、弊社TechnoProducer株式会社のOBである、IPTech特許業務法人の湯浅(ゆあさ)さんに、実際参加してみての、ご感想や

「注目すべきトレンド」

について、話題提供いただきながら、その場で追加調査を行いました。

「追加調査」

が大事だなと、改めて感じました。



楠浦 拝




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