「発明塾®」へようこそ!: 7月 2019

2019年7月27日土曜日

「創造的な組織(コミュニティ)」生み出し、維持する~発明塾第496回/第497回

7月18日、25日、の2回分の振り返りと報告です。


●「自身なりの発明マニュアルを作る

これはもう、10年前の発明塾設立当初から繰り返し言い続けていることですが、

「自身なり」

の、発明マニュアルを作り上げていくことが大切です。

前回参考図書で示した通り、終わりはありませんので、自身の成長に合わせ、メンテナンスしていくことも大切です。


僕自身も、発明ノートをつけ続けてきましたし、最近は、社内のデータベースに、日々の気づきをメモして、社内メンバーと共有しています。

メルマガにも書きましたが、毎日、数件から数十件のメモが追加されているので、メルマガで内容をお知らせすることも、もはや不可能です。

ただ、毎日発明に取り組んでいれば、それぐらいの気づきは、当然出てきます。


各自の自分マニュアルは、非常に興味深く、私が日々実践を通じて示し続けていることが、皆さんの中で

「再構成」

されていることが確認できました。


他、

「なぜ発明がオモロいのか」

についての、皆さんの理由も、オモロかったですね。

僕の場合は、

「答えが無い(一つではない、を含む)」

ということが、最も面白いと感じる部分の一つかなと、思っています。


逆に、誰かが決めた答えを探すとか、すでに誰かが答えを知ってるとか、

「超つまらない」

ですからね。なので、高校までの学校の授業はだいたい、超つまらなかったです。

相手がすでに答えを知ってるかと思うと、なんだか、げんなりします。
(というか、全くやる気が出ません、社会的に無意味な気がするんですよね、その答えを考えることが・・・)


「誰も答えを知らない」
「答えが無いかもしれない」
「答えは一つではない」

この辺が、僕の

「オモロさ」

のツボかもしれません。


実際の答えは、

「歴史(後世)が決める」

ような部分がありますね、発明の場合は。



 
「楽天IR戦記」「天才のひらめき」
前者は、IR担当の方が、IRの仕事とはどういうものか、あと
「投資してもらうにはどうするか」について、かなりぶっちゃけた
ことを書いておられ、オモロいです。
後者は、共感する部分が多い本で、発明塾参加者の方は、読んでおくと
良いと思います。



●「発明塾」を、ブロックチェーン技術で「再発明」する

発明塾@駒東の仕掛け人でもある、MJCの中山さんの支援により、発明塾を進化させる機会を得ました。

皆さんにも、この機会は生かして欲しいと思ってます。

「どんどん安くなる技術」

には、早めに目をつけて使っていきましょうねと、普段から言っているので、今回の機会は、僕にとってもありがたいですね。


これから、システムも含む仕組みを作っていく段階ですので

「創造的な組織」

を生み出し、成長させていくための仕組み(プラットフォーム的もの)に興味がある人は、ぜひ参加ください。

参加メンバーとしては、プログラミングできる方、データアナリスト志望の方、WEBデザインができる方、心理学や組織論に興味がある方、などが、特に適しているかと思いますが、何かやってみたいという方は、一度ご連絡ください。
(情報を取るだけの方は、ご遠慮ください)


楠浦 拝




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2019年7月14日日曜日

発明に必要なことは「戦略」であり「投資センス」である ~ 発明塾第492回/493回/494回(投資部第54回)

7月4日、11日、14日(投資部)の、3回分の振り返りと報告です。


4日は、2件の持ち込みについて、討議しました。


1件目は医療系、2件目は環境・エネルギーということで、いずれも、僕としてはなじみ深いテーマになりました。

(だから、それを選んで持ち込んでくれているわけではないと思いますが・・・)


11日は、高校生塾生さんから、直前に連絡がありましたので、そのリクエストに応える意味も含め、


「発明のストラテジー」(発明塾式の発明戦略)


について、説明をしました。



後者については、塾生さんがそれぞれに


「次回までに、自身の理解を、マニュアルとしてまとめてくる」


ことにしました。



14日は、久々に投資部でした。


事実上の、再キックオフということで、そもそも何のために投資部の活動を行うのか、など、各自なりの目的を考えてもらったりする時間にしました。




● 「技術の流れ」と「お金の流れ」の交差点に、イノベーションが起こる


要するに、投資部の話です。



投資部の目的や目標について、14日に、各自なりの考え、および、そもそもどう考えればよいか、などを話してもらいました。


僕は基本的に、


「目的は何でもいいよ」


ということにしています。



「1年で、1万円を、1000万円に増やして、起業します」


できると思える、ぜひともやり抜きたいと思う、なら、やればよいと思います。


絶対にあきらめないぞと思うなら、やったらよいのです。



一週間ですっからかんになって、


「もうやめます」


とかいうなら、そんなもん、最初からやらん方がましですけど。



そうでないなら、大歓迎です。


ぜひともやり抜きたい人は、絶対目標を達成したい人は、よく考えます。


よく考えることが大事なんです。


それだけです。



本人が


「絶対やり抜きたい、石(岩?)にかじりついてでも成し遂げたい」


と思う目標なら、何でもよいのです。



やりたくないことは、やる必要はない。


強く想えないことを、やっても時間が無駄である。


そういう考えです。





 

「習得への情熱」「超一流になるのは、努力か才能か」
いずれも、「熟達」関連の本です。
上達には終わりがありません。
終わりがないことを楽しめる、これが大切ですね。
80点で合格点です、もう充分です、はい終わりです、という人には
向いてない世界かもしれませんね。
あら、今の教育って、そういう人を量産してますねー(笑




それよりも、大切なことはプロセスです。


その過程で、いろいろなことが得られるようにできるか、続けられるか、確実に積みあがっていくか、常に結果が出る(出ている)か、そういうことが大切です。



例えば4日は、テーマに関連する企業として


「ユニリーバ―」


をあげました。英国企業で、連続増配企業の一つです。


(複利のチカラで億り人 から)

https://hiromethod.com/introduction-of-unilever#1EPS

ADRとか、配当課税がないとか、そういう話はどうでもいいです。

(気になる人は調べてください)


ユニリーバ―について、ある企業の経営者の方から、コメントを求められたことがあります。


「以下ニュース、楠浦さんどう思う?」


と。


(ユニリーバ、調達するパーム油の生産・流通を完全追跡へ)

https://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702304698204579195181616475444

細かく話すと、キリはないですが、


「歴史的に、いろいろな問題を抱えてきた領域だけに、(先)手を打ってきてますね」


ということで、その方とは意見の一致を見ました。



14日は、ジョンソン・エンド・ジョンソンを取りあげました。


こちらも連続増配企業です。製薬と医療機器の両方を手掛けている企業です。


彼らのM&A動向からも、


「社会の動き」


を読み取ることができましたね。



その動きの先にある未来、そこで


「プラットフォーマーになるプレーヤー」


も、見えてきました。


次は、そこを調べたいですね。



社会の動きが、お金の動きを変える。


それが、新たな技術へ流れ込む。


そういう


「流れ」


を読むために、投資部の活動は、存在します。



「技術の流れとお金の流れの交差点」


を知らずして、発明はできません。


いくら頑張っても、お金がつかないからです。


結局、実現しませんので、世の中にインパクトを与えることができません。



生きている間に、自身のアイデアが、世の中にインパクトを与えるのを見たい、僕はいつも、そう考えています。


「長生きする」


のも、選択肢の一つですね(笑


もう一つは、


「戦略を持って、発明に取り組むこと」


です。




●「発明」には「戦略」が必要である ~ なぜそれに自身が取り組むのか


これは、次回のテーマですから、詳細は次回報告で取りあげましょう。


一つ言えることは、


「発明塾が、世界に先駆けて発明を創出し、世界にインパクトを与えられる」


ようにするには、どこで、どういう発明を出せばよいのか、を考える必要があるということです。



企業で、技術者が日々行っているような活動とは、少し異なるものになるはずです。


彼らに


「勝たないと」


いけないわけですから。


自分たちの強みを生かす方法を、よく考える、それが


「戦略(ストラテジー)」


です。




楠浦 拝






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